とある神社でひいた御神籤によると、結婚前に冷却期間を設けるのが必要との事。事実、彼女とは一旦離れて、1週間以上、1人の時間を作った。
それでもお互いに戻りたいと感じられたから、今度は岐阜で同棲する事になった。俺はテンション上がってるけど、彼女は落ち込んでいた。
故郷だった。岐阜は田舎だから何も無いと言っていた。だから地元を出たんだとか、うんたらかんたら。
まあ、良い。何事も経験である。ずっと寮に住むわけではあるまい。
俺からしたら、新天地で新たな体験が出来て、良くも悪くも刺激になる。彼女からしても、金を稼ぐ為には働くしかなかろう。
俺は、努力を人に強いるべきではないと考えている。行動するかどうかは、他者の課題だから。だが、俺は彼氏として、支える男として、彼女が頑張れるように協力していきたい。
俺も、1人で働くと、すぐ嫌になって逃げ出してしまう。だから、支えてくれる女性が必要だった。それが、彼女。いつも仕事前に、俺を応援してくれる。
『彼女の為だから』
そう思うと、嫌な仕事でも努力できる。
彼女にとっても、そういう立場でありたい。
来月、結婚しようと考えてる。
母親に家を出る事がバレた。同棲も気付かれた。結婚も勘付いてた。でも、正直、親にどうのこうの言われる問題でもない。確かに、親の立場として言いたい事もあるやろうけど、その意見を聞いて、いかに行動するかは俺次第であり、これは俺の課題なんだ。
俺は母親と暮らしていくべきではないと考えているし、むしろ彼女と同棲し、結婚もして、これからの人生を共に生きる事が、これからの幸せに繋がると考えている。
だから、俺は、しばらく滋賀に帰りたくありません。
俺は、今日が命日でも良いように生きていきたい。もうすぐ死んだって後悔の無いように、やりたいことをやるんだ。
明日も命がある保証は無い。だから毎日、彼女には「愛してる」と言う。愛を伝える事を絶やしてはならない。
したい事は今日中にやる。食いたいもんはすぐ食う。遊びたかったら当日に欠勤する。彼女と連絡したいからって、仕事をサボるなど、日常茶飯事だ。
俺は、今を生きて幸せを実感してたい。
皆アホみたいに、会社の為に身を捧げたり、自分の言いたい事を堪えたり、それで幸福なの?
過去を悔やむな。未来を恐れるな。今の幸せを、感じていろ。
俺は今日死んだって幸せだよ。