最初で最後の、最愛。

忘れよう、朽ちよう。

「手打ちそば」の真実

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お題「今日の出来事」

 

 

 

チャオ!

 

蕎麦は二八に限る

 

ビッグボーイですううう!!!!!

 

まえがき

 

 福井の蕎麦粉を扱う業者の方から、「ふくいそば」の話という冊子を頂きました。そこで、興味深かった一部を引用させてもらいたいと思います。

 

 現在では、各家庭でそば打ちをする機会はかなり減ったと思われるが、集落のイベント等で近所の人が集まってそば打ちをする地域もあり、人を結びつける文化として大切にされている。 

 一方で、以前から続くそば打ちブームの流れもあって、主に中高年を中心に「そば打ち愛好家」が増えている*1

 

 ブームは俺が住んでいる地域でも感じていますが、もっとその流れを広めたいと思っています。

 

 引用にもある、"中高年"の部分。筆者の周囲も年上の蕎麦愛好家が多く、俺と同世代にあたる10代や20代で蕎麦が打てる人はいません。

 

 この本にも紹介されている通り、高校生を対象とした蕎麦打ち大会が全国で開催されていますが、もっと手打ちそばを始める若者が増加するように注力したい。それが、このブログを運営する理念であります。

 

 なので、1人でも蕎麦に興味を持つ若者が増えるように、蕎麦に関する雑学なんかを紹介させてもらいたいと思います。

 

蕎麦にまつわる諺・慣用句

 

教養の一つとして、ことわざなどを覚えてみましょう

 

蕎麦を作ると村が栄える

 特産品としての蕎麦を作ると都会からそれを目当てに人々がやって来るの意。*2

 

 これは俺の街でも意識している事で、古くから作られてきた蕎麦をご当地グルメとしてブランディングし、観光客増加の一因にしようと計画しています。

 

 蕎麦好き・蕎麦通など呼ばれる人の中には、蕎麦を食べる為にわざわざ遠出する人も居ます。現にうちの常連となってくださっているお客さんの中に、県外から通われている方が数多くいらっしゃいます。

 

 また、蕎麦が主目的じゃなくても、旅行先では地元の食材を食べたいですよね。そういう方々の中で、うちの地元でやっている蕎麦を好きになり、そのままプロになった人が何人か居ます。そして、そのままお店を始められた。

 

 蕎麦がキッカケで、街の復興に役立つ。その一因となってくださる方々が訪れてくれると期待して、今日も俺は蕎麦を打っています。

 

蕎麦の自慢はお里が知れる

蕎麦の材料になるソバは痩せ地でも育つので、蕎麦が名物の所は痩せ地の意。*3

 

 これは先程の言葉とは違い、蕎麦が自慢の街を蔑むような慣用句です。でも、俺は蕎麦の名産地に対して悪い印象を抱いていませんし、これは多くの人がそうなんじゃないかと思っています。

 

 例えば上記で紹介した福井県だって、蕎麦が美味しい街として有名で、多分県民の方々も誇らしく思っているはず。

 

 この諺は現代には合っていない表現だと思いますね。あくまで昔の人々は蕎麦に対してそう捉えていた、というくらいの認識で良いのではないでしょうか。

 

蕎麦の基礎知識

 

もう少し蕎麦について学んでいきましょう

 

語源。実は身近な言葉が元になっている!?

 

 (そば)という言葉ががあり、角ばっているものを表す単語です。

 

 意外と知らない方も多いんですが、蕎麦の身は三角形なのが特徴。この様からきているんですね。

 

 語源に関してはもう一つ説があり、水田(あるいは山)のそばにあるから「蕎麦」と呼ばれるようになった、というもの。

 

 このように、語源には諸説あります。

 

歴史。「庵」や「亭」が多い理由

 

 「亭」は雨宿りをする場所、いわば休憩所を表す漢字で、「庵」は寺院の敷地内にある建物に使われる漢字です。

 

 突然ですが、蕎麦切りを広めたのは僧侶だっていうのはご存じでしょうか?

 

 蕎麦切りは元々精進料理で、お坊さんの貴重な栄養源として重宝されており、蕎麦を打てる方も多かったそうです。また、手打ち蕎麦を参拝客などに提供して評判になり、いつしかそこを独立して屋号に「庵」「亭」を付けるようになった、という逸話があります。

 

 その名残りから、蕎麦屋にこの漢字を使う風習が残っているんですね。

 

 今でも寺院で蕎麦を提供する所がありますが、そのような蕎麦を「寺方(てらかた、てらがた)そば」と呼びます。もし機会が食べてみてはいかがでしょうか。

 

雑学。なぜニ八蕎麦なのか?

 

 江戸時代後期、蕎麦は16文で売られていたそう。そこから2×8でニ八蕎麦が生まれた、という逸話があります。しかし、このダジャレみたいな説に確証はないので、具体的なところはわかっていません。

 

 これはあくまで俺の憶測なんですが、蕎麦粉8割で小麦粉2割、このバランスが一番打ちやすいからではないか?と思っています。

 

 所によっては蕎麦粉9割の所があったり、逆に繋ぎを使わない蕎麦もあります。しかし、どちらにもデメリットがあります。例えば麺が切れやすいとか、打つのが難しいなど。

 

 10割蕎麦は確かに香りの良さが利点なんですが、食感が粉っぽいというかボソボソとした感覚があります。

 

 しかし、二八はとても絶妙に打ちやすい。しかもコシがあって美味しい。だからここまで広まっているではないか。

 

 これはあくまで俺の根拠なき意見ですが、5年間蕎麦職人をやってきてそう感じています。

 

あとがき

 

蕎麦に関する逸話を書き連ねてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 蕎麦は日本人にとって身近な料理であり、教養として覚えておいて損は無いと思います。もし今度家族や友達と食べに行く事があれば、会話のネタにでもしてみてくださいね。鼻が高いと思いますよ(笑)

 

 あと、冒頭で紹介した「ふくいそば」の話という書物。そこに書かれている通り、蕎麦打ちっていうのは人と人とを繋げる文化なんですよね。これはご当地グルメとして売り出しているからこそ感じます。

 

 これからも蕎麦に関する記事を投稿していきます。蕎麦と人とを繋げ、若い蕎麦職人が増えていく事を願います。

 

*1:「ふくいそば」の話 P24 

*2:ウィキペディアの執筆者,2019,「蕎麦」『ウィキペディア日本語版』,(2019年8月24日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%95%8E%E9%BA%A6&oldid=73977132).

*3:ウィキペディアの執筆者,2019,「蕎麦」『ウィキペディア日本語版』,(2019年8月24日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%95%8E%E9%BA%A6&oldid=73977132).

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