やりがい搾取は、働いてる側も勘違いしてる

 

 

お題「最近知った言葉」

 

チャオ!

 

たまには落ち込む事もある

 

ビッグボーイですううう!!!!!

 

やりがい搾取とは

 

経営者が支払うべき賃金や手当の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、本来支払うべき賃金(および割増賃金)の支払いを免れる行為をいう*1

 

 要はただのブラック企業ですよね。金銭の代わりに"やりがい"を提供する。でも、労働者本人は対価になっていると感じてしまう節があるので、時として、雇用主も労働者も合意のもと、そういった現状を生み出してしまっている場面もあります。

 

 なぜそういう事が言えるかというと、俺がそういった環境に居たからです。

 

俺が働いていた蕎麦屋について暴露しよう

 

 

juliajewelkali.hatenablog.com

 

 

この記事でも書いた通り、社長にブチ切れて喧嘩別れしました

 

 ブコメで「よく続けられましたね」みたいな意見があったんですが、言われてみれば確かに、と思ったんです。

 

 振り返ってみると、前職に在籍していた期間中、意識高い系として活動していたと思います。言わずもがな、痛い子です。

 

  「蕎麦屋がしたい!」と言って16歳の頃から手打ちの修業をして、俺の蕎麦を食べた前職の店長が「蕎麦職人として雇う」と言ってくださって、今度はダシの修業をはじめました。だから「師匠」と呼称しています。

 

 正直な話、このような決別をしてしまうのは残念ではあります。でも、こうするしかなかった。

 

 脱線しました。俺の意識が高くなったのは、開店する直前に「今日からお前はプロに成るんだから、意識を高めてもらわないと困る」と言われたからです。

 

 ずっと自分の蕎麦で金儲けがしたかったので、今日から俺はプロになるんだという想念が物凄く高ぶって、「お金よりもここで経験を積む事が重要」という想いが強くなっていきました。師匠からも、そういった言葉を言われてきたし。だから、平均より安い給料でも頑張って働けたんだと思います。

 

 思い返せば、「ダシについて教えてやるから、代わりに数時間働けよ」と言われ、サービス残業をした事もありました。料理を教えてもらえるならと、合意して労働した。今思い返せば、ネットに載ってるレシピから学んでいる方がマシなんですけどね。

 

 とりあえず俺は「この店でプロに成ったんだ。この店の為にもっと貢献しなきゃ」という思考が優先し、上記のような出来事があってもやり過ごしてきました。

 

 師匠は俺が蕎麦屋を夢見ていると知っていたからこそ、俺のそういった感情を利用したんだと思います。上記については、勉強の対価だと思って無給の労働も耐えれました。ですが、我慢できない事は多々ありました。

 

 まず挙げるなら、給料の未払い

 

 俺が「給料が振り込まれてないんですけど」と言えば、「あ、忘れてた」と平気で言うような人です。この様な会話は一度や二度じゃないですからね。正直、同僚もなぜ言わないんだろうと疑問に思います。

 

 あと、休みにくい環境。これに関しては、店の蕎麦を任されているからそうなるのも仕方ないんですが、無休で1ヶ月以上働かされるのは異常だと思います。夜中の2時か3時まで働いて、次の日出勤するのが朝の7時。これを繰り返すんですよ。

 

 俺が労働基準法がどうとかたまに言うので、「休みたい」と言えば向こうは休日をくれます。でも、休み明けに出勤したら絶対に怒られるんですよ。「お前なんて居ない方がいい」とか。

 

録音しとけばよかった。裁判してやろうと何回思ったか・・・

 

 あまつさえ、給料を時給換算するとバイトと同等かそれ以下になる。偉そうな言い方になるけど、店の蕎麦を任されているって事は、アルバイトより給料が高くて然るべき。でも、「やりがい」が代わりに提供されてくる。

 

 もし読者の中に似た環境の人がいるなら、この引用を読んでほしい。

 

あなたが無理をすることでしか仕事は維持されず、その評価はもたらされない(ここが重要)のであれば、それはただの「やりがい搾取」です。

 

そして、あなたがぶっ倒れたとしても会社は冷たいものです。変わりの誰かを補充し、また倒れるまで搾り取るだけのことでしょう。

 

残念ながら「やりがい搾取」企業は、おおむねブラック企業ですから、ガマンして居続けて改善を期待するほうがムダだと思います。さっさと飛び出したほうが賢明です。*2

 

 因みに、退職記事の中で「俺は後輩からの人望がなかった」みたいなこと書いたけど、その理由は今になって思い返してみるとわかる。

 

 アルバイトは会社の為じゃなく、時給を稼ぎたくて働いてる。対し、俺は夢や成長の為に勤めていた。そもそもの動機と目的が違う。なのに、バイトに対してもっと頑張るよう強要してしまった。

 

 昇給が待っている訳じゃない職場で、賢明な努力したところで無駄だよね。上の記事で具体的に書いているけど、師匠はサボる事が仕事みたいな人。そんな店長の背中みて「頑張って働こう!」なんて思えないよね。みんな師匠に同調して、モチベーションが下がってしまう。

 

 そりゃ、堕落した蕎麦屋が完成するよ。

 

勘違いはなぜ生まれるのか

 

 労働の対価と言えば給料。それに対し、ブラック企業『社会的報酬』を与えます。端的に言えば承認欲求を満たす事で、低賃金であろうとも意欲的に働かせられる。

 

 俺は学生時代からずっと飲食業に勤めているので言えるけど、サービス業界には多いと思う。なぜなら、「店を持ちたい!」とか何かしら夢や目標があって頑張っている人が多いから。

 

 俺の場合は『蕎麦職人』という肩書きに強い憧れを抱いていたので、給料云々よりもプロに成る事を重要視した。

 

 これが、やりがい搾取に陥りやすい人だ。

 

「やりがい搾取」とは、やりがいを強く意識させることで、不当に安く働かせることを指します。教育社会学者で東京大学教授の本田由紀氏によって名付けられました。

 

「給料はちょっとしか出さないけど、たくさん働かせるよ」という本音を、「お金は稼げませんが、夢に向かって成長できます」という建前に言い換えて働かせるのが、やりがい搾取です。*3

 

 雇用主からしたら、低賃金で意欲的に働くから都合が良いし、労働者は給料よりも夢や目標が大事だから、安い給料でも働いてしまう。つまり、お互いに合意した状態なんだ。

 

 だから、そういった所で働いている人に「その職場おかしくない?」と言ったところで聞かない。事実、俺がそうだった。

 

 「金じゃないんだ! 夢を叶える為にはここで頑張るしかない!」

 

 そんな訳ないんだよね、今思い返すと。なんかマインドコントロールされてるみたいだし、さながら奴隷のようでもある。

 

やりがい搾取に陥っている人の目を覚ますには

 

 上記の通り、やりがい搾取に遭っている人へは言ってもきかない可能性がある。でもなぜ俺が覚醒したかと言うと、退職記事でも書いた通り、パワハラを受け続けた鬱憤が爆発したから。

 

 やりがい搾取に遭っている人は、上司が自分の夢を応援してくれていると感じてる。でも、それは虚構でしかない。ただ単に一つのコマとしてしか見てないよ。利用する為にホラ吹いてるだけ。

 

 だから、その事実を根気強く言い続ける事でしか、彼らを呪縛から解放する術はない。

 

 俺が前職から学んだのは、言葉の大切さ。師匠の言葉に助けられてきたのは事実だけど、それに反して傷つけられてきたのもまた事実。

 

 陳腐な表現だけど、言葉で人は救える。苦しめる事も出来る。

 

アナタは言葉をどう使う?

 

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