喫茶店でモーニング。彼女と2人で甘いものを食べるデートに憧れを抱いていた。
食後、彼女と眼鏡屋へ。ついでに俺もサングラスを購入。初めて買った。意外と似合ってる自分に驚き。夏になったらヘビロテしよう。
その後はステーキ。彼女は肉が好きだと言った。こないだのデートでもステーキ屋へ行ったので、料理が被ってしまうところに若干の引け目を感じるが、向こうからの提案なので断らなかった。
次に、ホームセンターへ。早ければ8月から同棲できる予定なので、その前に必要な物を購入しに行った。どんどん2人での生活が具体的になってきている事に、ますます喜びを感じる。
それから、彼女の親友と3人でご飯。中華料理屋の店員で、俺より年上の息子を持つ。
「一緒になっても幸せになれないと思うよ」と言われたのが印象的だった。
そう言うのも無理はない。彼女は子供を手放すつもりでいるから、それは母親としてどうなのかという意見だ。それは正論だし、それが世間一般的な考え方というのも理解できる。だが、万人がそうやって『普通』の生き方をしているかというと、そうではない。
俺と彼女は過去に問題があり、不幸を積み重ねてきた人生だった。そんな2人が巡り逢った。
これからは2人で幸せな人生を築こう。そう誓う事に、何の問題があるだろうか。