最初で最後の、最愛。

忘れよう、朽ちよう。

自分で選んだんだもん

お題「今日の出来事」

 

 6月23日。この記事を書いている今日、俺は仕事帰り泣いていた。風呂でも涙が流れたし、心の入れ替えにと思って寄った服屋さんでも悲しくなってきて号泣しそうになった。

 

 兄弟子は言ってくださった。「悩んでいる時はいっその事、思いっきり悩んじゃえば?」

 

 今日は師匠から2つの選択肢を提示された。『辞めるか、店長になるか』

 

 師匠は俺が一年目の頃に、「お前は全く仕事が出来ない。クビにしようと思えば出来るんだぞ」と言った。それが、この職場で最初に泣いた日である。あれからも何度か同じような主旨の言葉をかけられている。やっぱりその度に悔しくなる。

 

 何回同じ事を繰り返せばいいのか。俺はもうこんな言葉を言われるのは御免だし、どうにか変わりたかった。だから兄弟子へ何度も相談しに行って、その助言通り仕事をしてみる。でも、やっぱり怒られる。

 

 「あいつの言ってる事は間違っていないが、あいつはお前を過大評価しているからお前がそれに従うのはまだ早い。一旦あいつの言葉は忘れろ」

 

 

 ここから逃げる事なんて簡単だし楽な道だけど、それがどうしても嫌だ。今の現状だって嫌だ。自己否定にさいなまれて、師匠からも「お前が嫌い」と言われて、今のままじゃ俺は誰からも好かれずに、生まれてこなかった方が良かった人として死んでいくんじゃないかって思う。

 

 今の俺が在るのは自分で選択した道を歩んできたからで、この師弟関係ですら己で望んだことだ。師匠は言う。「俺の望む正社員になれ。俺の言う事を利け」

 

 師匠は俺が奴隷になる事を望んでいる訳ではなくて、今のままじゃ俺は誰からも好まれる事なく孤独に生きていく事になるからだという。俺が自分で言ったんだ。「師匠みたいになりたい」って。

 

 兄弟子の助言だけじゃなく、師匠の言葉にも従っているつもりだ。でも、毎日毎日否定される。言う事を利かないダメな奴だと。だから俺は自分で自分を肯定して、俺は明日からも精進するんだと神に誓う。

 

 理想の自分と現在の自分の乖離。自分の中で小さな目標を積み立てて、それを階段を登るように少しずつ向上しているつもりだった。「今日はこれが出来た」、「明日はこれも出来る」と。

 

 何をしても、ことごとく否定される。師匠は俺に辞める事を望んでいるのではないかとすら慮る。でも、ここで退職する事を選んだんじゃ後戻りするだけじゃないか。俺はここに就職したからには成長してみせる。俺は、変わってみせる。

 

 なぜなら、俺が自分で選んだ道だもん。だから、前に進む他ない。どうせ一度死ぬような真似した身だし、行くところまで行ってみる。

 

 

 この記事が公開される頃の俺がどうなっているのかはわからない。まだクビを匂わすような事を言われているなら、店長になれる男として認められていないなら、俺は全く成長していないんだろう。そうならない為にも働き続ける。

 

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