クレジット:ぱくたそ(www.pakutaso.com)
AIは本当に仕事を奪うのか
「AIによって人間は労働から解放される」みたいな書物が、未だ本屋に並んでいますよね。
あれ、本当なのでしょうか?
例えAIが今以上に普及したとしても、「機械に今までの仕事を押し付けた上で、さらに社員を働かせれば、生産性が高くなるじゃないか!」と考える社長が増えるでしょう。だから、社畜にサービス残業を強いる現状は改善されない。
結局の所、ブラックはブラックのままなのではないかと思うのです。
また、仕事が奪われたとしても、新たな仕事が誕生すると確信しています。
例えば、20年前にYouTuberという職業を予想した人って存在しますか?
時代と共に消える職業もあれば、生まれる職業もある。ならば、AIが仕事を奪ったとしても、新しい仕事を生み出していき、それに人は従事していく事になるのだと思います。
サービス業は無くなるのか
「接客業は無くなる」と言った主旨を未だ言う人がいるようです。
俺は料理人なので断言しますが、無くなりません。
例えば、回転寿司。機械が寿司を作って、機械が客席まで運んでる。でも、未だに寿司職人が握った店は繁盛している訳です。むしろ、贅沢としての扱いに向上した。
蕎麦だってそうです。安価な機械打ちも売れますが、手打ち蕎麦は、若干の高級品として蕎麦通に好まれています。
元々、江戸時代頃の手打ち蕎麦は、庶民の食べ物として親しまれてきました。機械化が広まったおかげで、逆に手打ち蕎麦の価値が上がったのです。
それと同じく、接客業にAIが普及したとしても、むしろ人間の接客に付加価値が生まれるのではないか。そう俺は考えています。
シンギュラリティを見越して考えよう
「2045年に技術的特異点が来る」と言われています。堅苦しい漢字が並んでいますが、具体的に言うと「AIがAIを作るようになる」という事です。
つまり、『人類最後の発明がAIになるかもしれない』という事。
上記で「AIによって労働から解放される訳じゃない」という主旨を書きました。だからといって、今まで通りの働き方で良いかというと、違うと思います。
AIが完全に全ての仕事を行う訳ではなく、いくつかのタスクを代わるだけ。例えば、コンビニやスーパーのレジはAIでも出来ますが、セルフレジを使えない老人の手助けは人がやる必要があります。
特に日本は少子高齢化なので、機械化に対応出来ない人が多そうだというのは、想像に難くないですよね。ならば、レジのマニュアルを頭に叩き込むんじゃなくて、それをどうやって解かりやすく伝えられるかの勉強をしておく方が良い。
こんな感じで、「未来がこうなるだろうから、先を見越してどう行動を起こしていくべきか」を考えると、周りと差をつけられるかもしれません。