ロックンロールもヒップホップも、ただの音楽じゃなくて生き様。ロックはわからないけどヒップホップは大好きだ。初恋は誰だったか、もう覚えていない。いつの間にか、俺はその沼に溺れていた。
数年ぶりに飲んだエナジードリンク。REALGOLD XはZONeと似た味がした。美味しいけど新鮮ではなくて、久しぶりに口にしたその味は、懐古だった。帰宅後、駅で電車を待つ間、ベンチに腰掛け一気に飲む。
まだまだ頑張らなくちゃいけない。だからこそエナジーとシナジーを吸収。
俺はブロガー。言葉を紡ぐ。ラッパーも熱い言葉を吐く。似てる。詩とラップを合わせた、ポエトリーリーディングってものを知った。
数日前から書いていた。歌詞は出来ても唄い方がわからない、と。でも、そんなものは大して意味がないとわかった。伝えたい言霊を必死に伝える事が大事なんだ。それを学んだ。それを教えてくれたのはGOMESSだ。
フロウはカッコいいけど中身の浅い曲が多い中で、深い言葉を吐く、情熱的な彼に惚れた。
俺も、俺なりの唄い方をしたいな。言いたい事をただぶつけるだけの。
他にも色んな曲を聴いたんだ。不可思議ワンダーランド。着飾らずに心に染みさせる言の葉。良いな。素敵だな。
彼はもう、この世にはいない。
俺は思った。はやく、死ぬ前に自分の遺書を残す。妻への恋文でもあるそれを、完成させたい。
労働が俺を急かしてくる。仕事をする為に体力を残そうとする。いつの間にか遊びよりも休みを優先。誰かの為に生きてるというより、利用されてるのも同然。若き日の俺が嫌っていた操り人形そのものに、いつしか俺は成っていた。
ああ、デカい夢を抱えて粋がっていた昔の俺が呆れるよ。今や向上心や情熱も無く、ただ毎日毎日を必死に生きてる。
未来より現在を生きる。目の前を突き進むって決めたんだ。悪いな。過去の俺よ。
今の俺ならわかるんだ。ブラックに悩まされ自殺や過労死してきた人達に、「死ぬくらいなら辞めればいいじゃん」と思った。違う。家族を守る為に戦った自己犠牲だったんだ。
死ぬ前に、言葉を残そう。このブログは俺の遺書だ。
妻に言うべき言葉はただ一つ。
愛してる。