最初で最後の、最愛。

忘れよう、朽ちよう。

『来る』★★

お題「最近見た映画」

 

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 小松菜奈が観たくて視聴しに行ったんですが、柴田理恵の怪演に感動しました。ものすごく良い味出してます。

 

 中盤まではものすごく怖くて面白かったです。日本のホラー独特の演出が活かされていて。

 

 人自体の醜い部分や、家族を持つという事の大変さ、職場の人間関係の難しさを描いて観客に重たい心理をもたらします。そして登場人物の身の回りに不可解な現象が起きたりしますが幽霊そのものは具体的に登場したりせず、あくまで間接的に姿を現しているので、それが地味ながら恐怖を感じます。

 

 なので、雰囲気はものすごく良い映画です。作中で除霊などをする場面がありますが、そこで唱えられている呪文は仏教のマントラで、そこらへんもちゃんとしているんだなあって仏教徒の僕は関心しました。

 

 

 少し脱線します。ここからの話はどこから聞いたのか忘れたので話半分に聞いて欲しいんですが、稲荷神社がいたるところに祀られているのは祟りを恐れたからだと聞いた事があります。

 

 昔から害獣とされる動物は少なからず殺される運命にありました。そうやって死んでいった動物は死後、妖怪や悪霊と呼ばれるようなものに変わり祟りなど不吉な事を起こすと考えられていたので、逆に神仏(大明神)として祀る事でその怒りを納めようとした、供養しようとした、と。

 

 

 この映画でも終盤で悪霊を神として迎え入れるという場面があります。ここまでは予告編をみればわかるので言っていいと思います。

 

 神社で働いていて上記の様な知識もあった僕はそういう展開にも感動したんですが、それの描き方があんまり好きじゃなかったです。CGを多用して色彩豊かな銀幕。そしてオチは「え?なんでそうなるの?」っていう納得できない終わり方。

 

 この監督の映画によくある演出なので視聴前からそういう個性が出ている事は予想していましたが、なんで最後の最後でそんな事しちゃうのって思ってしまいました。

 

 途中まで良かっただけに、結末が残念な映画でした。

 

 

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)
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