刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

日雇い労働者の作文

 今日もビビンバを作ってる。オーナーに「三連休ありがとう。来てくれたおかげで助かったよ」と言われて嬉しかった。今日も俺は頑張った。

 退勤後、日雇いアプリに店から直接仕事依頼が来ていた。頼りにされている気がして、嬉しかった。明日も仕事、頑張れる。

 ふと考える。なんで俺は飲食業に拘るんだろう。他にも倉庫や引っ越しの日雇いはあるのに。

 人生紹介記事を読み返す。俺は幼い頃にちゃんとしたご飯を食べさせてもらえなくて、毎日母親が料理を作ってくれる家庭が羨ましくて、食事に執着するようになったんだ。今でも卑しいほどに食べる。満腹でも、お菓子やデザートを食べたくなる。

 その経験が、俺を飲食業に導いた。

 

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 明太バターキムチトッピング。ビビンバ、飽きてきた。美味しいけど、俺は米があんまり好きじゃない。腹を満たす為に食べてるだけ。

 今月はあんまり稼げないけど、それでも新婚生活は幸せ。手取り21万の頃が人生最大の給料だけど、帰りが遅くて彼女との仲も悪くなってた。ワークライフバランス。大事にしていたい。とは言っても働かなきゃいけない。汗が染み込むTシャツが一張羅。

 仕事にのめり込んで楽しかったのは一人暮らしだった時だけ。今は愛こそが幸せだと気付いてる。妻と愛し合って美味しいご飯食べられる日々。繰り返しの毎日で平凡な日々でも、これこそが至福。

 地位や名誉なんてない。高級車にだって乗ってない。こんなクソッタレな人生でも幸福を掴んだ。

 俺は世界一の幸せ者なんだ。

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