朝起きたら、お気に入りのBAPEを着て仕事へ向かう。スーパーの日雇い。仕事中にスマホいじってもいいし楽なんだけど、遠いから今日で最後。
溜まった段ボールを車に積む作業で汗水垂らす。10分位だけど意外にしんどくて、肉体労働してる人の凄さを痛感。引っ越しの日雇いが給料高めな理由がわかる。俺にも出来そうとか思ったけど、無理だ。俺にはレジ打ちや調理がお似合い。
昨日、介護士の資格を取りたくて資料請求した。料理人ばっか経験を積み重ねてきた人生だけど、能力の幅を広がるんだ。コロナ禍で飲食業は厳しいし、帰りが遅いから結婚生活には向いていない。少子高齢化の日本なら、介護に需要がある。人手不足だから、若い俺が頑張ってやるよ。
人の命に携わる仕事は尊い。介護施設の料理人やりながら、介護職にも手を付けようと思う。4月にはその研修が待ってる。
今年は挑戦の年にするのが抱負。年末には、自分がどれだけ成長したか自慢したい。
介護をやろうとするだけで、資格を取得しようとしてる時点で、今までの自分とは違う。過去の俺なら想像もつかない。
新しい事に手を出すのは新鮮で刺激的で、楽しい。
闇雲に働く。労働者は汗を垂らして、情熱たぎらせ、俺は日々を生きてる。
何も変わらない毎日。繰り返しの日々。塵も積もれば山となる。小さな変化を楽しんでる。
鼻で笑ってろ。冷やかされても、俺にはこの生き方しかない。自分が信じた道を進む。
働くのは生きる為なら、生きるのは何の為?
妻と一緒に外食。デートが俺の生きがい。
愛と感謝。言葉に出来ない。
すた丼とやらを初めて食べた。東京のご当地グルメか。妻は普通のすた丼を注文。あと唐揚げ。
俺は期間限定のカルビ。塩味濃いめでご飯が進む。
2人とも大盛り頼んだ。いつもならペロリだが、意外と量が多くて苦戦した。
ガッツリ系のご飯。疲れた日にはピッタリだ。
晩御飯はカルパスだけ。こいつが労働を頑張ったからこそ得られるご褒美。これさえあれば腹が満たされる。
生きていて良かった。最近また、生きる気力が湧いてきた。
人生は一度きり。「俺には無理」と思ってた生活を手にした至福。可愛い妻と美味い飯。楽しい仕事。これ以上、何を望む?
友達も金銭も無い。でも俺には愛がある。
来月から入社する職場。未経験から熟練者になってやる。俺には飲食業しかないと思い込んでいたけど、そうではなかった。視野狭窄は努力不足。
やるしかない。どうなるかじゃなく、どうするか。賭けれるものなんて何も無い。人生でいいですか?
これが俺の生き方。「大丈夫?」って言ってきた奴は何人もいた。お前らこそ大丈夫なのかよ。