刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

メメントモリとカルペディエムを体現する人になる

 今日も韓国料理屋。マルチタスクなら標準装備や。

 ここは従業員が優しいので、日雇いの求人に何件も応募。ビビンバを初めて作ったが意外と簡単。キッチンを上手く回せたと思う。調理しながら仕込みも熟す。

 

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 賄いはチーズビビンバ。自分で作ると世界一美味い。唐揚げもくれた。ご飯貰えると頑張って良かったと感じるし、また働きたいと思う。チョロい奴。

 そして、思う。俺にはこの仕事しかない。

 女を侍らせ車を轟かす。そんな事に興味ない。装飾品なんてただの見せかけ。目の前から良い物選んだ。

 明日なんて来ないと思って生きる。これが俺の道。地元をレペゼンしたりもしない。

 説教も発狂もクソ喰らえ。

 

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 ご褒美にカルパスとタバコ。どちらも大好物だ。

 来月からは介護施設。明日はオリエンテーション

 俺は俺に出来る事をやるだけ。どうせ死ぬから好きな事が出来る。これぞニーチェが唱えた能動的ニヒリズム。超人になる。だからこそ、白紙の世界に筆を執って自分を書き出す。

 誰も俺を止められないし止まらない。

 メメントモリカルペディエムが俺の人生観。それを体現するのに、飲食業とブログが必要だった。でも、文章はまだしも、飲食業はなんか物足りなかった。相手に伝わる事はないし、押し付けがましい事をしたい訳でもない。しかし、高齢者施設の料理人は、余生を楽しもうとしている人々の、大事な食事を任される。尊い役割だと思う。

 お婆ちゃんは言っていた。

 「食事は人生の楽しみ」

 きっと、そう思うお年寄りも多いだろう。そういう人々に、俺の料理を食べてもらいたい。そして、幸せを感じてもらうんだ。

 蕎麦屋で修業していた頃、目の前で男性が亡くなった。心臓病の発作だった。その方が最後に食べたのは、俺の料理だ。その奥さんが、「ここで最後を迎えられて、旦那も幸せだと思う」という主旨を伝えてくれた。嬉しかった。そして、責任の重大さを改めて感じた。

 料理人をやりながら介護の勉強もして、資格を取りたい。3Kで有名だし、大変な仕事だとは聞いているが、その分、人の人生を支える素晴らしい仕事だとも思う。俺はこれがやりたい。

 人はいつか必ず死ぬ。それを身近に感じる、あるいは目の当たりにする職業。だからこそ、良いと思う。生きていれば様々な苦難が襲いかかってくるけど、それでも最後には幸せだったと思いながら、この世界に別れを告げたいだろう。そういう仕事がしたい。

 料理は人を幸せにする。包丁を使えば殺人が出来るけど、笑顔にも出来る。要は使いよう。

 まさか俺がこんな仕事をするなんて、先月の俺は思ってもいなかった。人生、何が起こるかわからない。だからこそ、面白い。

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