今日は朝から日雇い労働。3時間で4000円。日銭を稼ぐ。仕事を褒めてくれたしコーヒーを奢ってもらえた。
仕事を終えたのは昼。妻とご飯を食べに行く。
今日は流産の手術の予定だったが、昨晩に「もしかしたら自然流産したかもしれない」と言った。それらしきものが出たらしい。産婦人科行って確認してもらった。手術費2万円稼がないといけないと思っていたが、大丈夫になった。
Big Boyに行った。俺のニックネームと同じ店。
妻はチーズインハンバーグを望んでいたが、メニューが変わった時に無くなったみたい。残念そうにしていた。
大俵ハンバーグは肉肉しいしステーキは柔らかく、ガーリックライスのカレーもコーンスープも美味しかった。
その後つみたてNISAの状況を郵便局に聞きに行った。外国株を買っているが、こういうご時世なので価値が下がっている。残念ではあるが、これから伸びる事に期待する。
その後、デザート。程よい甘さで美味しかった。遅めの誕生日ケーキだね。
晩、暇になったので惡の華を観た。アニメは途中で終わって不完全燃焼だったが、映画は最後まで描き切っていた。
主人公・春日は「俺は周りと違う」という特別感の持ち主。思春期の男子にありがちだが、現在の俺を表していると共感した。誰しも持ちがちな、自意識過剰の象徴なのではないかと捉えた。
春日は普通の女性である佐伯と交際をして、素敵な青春を送れそうなところで、「俺は変態なんだ」という意識を捨てきれずに、拒んで仲村の元へ。
仲村は社会への唾棄が目立つ。反抗期の象徴だ。春日はそんな所に魅力を感じて刺激を受けて、次第に好意を持つようになる。
でも結局、どっちにも相手にされない。普通にも変態にもなれない春日は、自分自身がただの『変人を気取りたいただの凡人でしかない』という現実を受け入れなければならなくなる。
この映画では、象徴的に"向こう側"が出てくる。小さな街を囲む山の、未だ見ぬその先だ。これは社会を表現してる。仲村はそちら側へ行きたい。春日もそれに同意する。でも、出来ない。何故なら、そっちに向かってしまうと自分が何者でもないただの『普通』であるという現実を突きつけられてしまうから。だから春日は街の中に仲村と2人だけの秘密基地を作る。要は、自分の殻に閉じこもる事にしたんだ。
佐伯はそこに現れて、春日に性行為を迫る。「皆が通る道だから」と。でも春日は告白の際、「プラトニックなお付き合いを」と言っていた。愛欲にまみれた社会に嫌気が差していた彼は、自分だけは純潔であると振る舞いたかった。
セックスを拒否した事で佐伯は激怒し、秘密基地を放火。
佐伯と仲村に挟まれた春日は、自分が空っぽな存在である事を独白する。普通にも変態にも成りきれない、何者でもないただの凡人なのだと。
そして2人に愛想つかされ、ひとりぼっちになってしまう。
それから何やかんやあって高校生になって、小さな街を出て様々な経験を積んだ春日は、自分が凡人である事を受け入れて、大人しく生きていた。好きな女性も出来た。名を常盤という。
春日は常盤に自分の想いを吐露した。過去をちゃんと清算して前を向いて生きていく為に、数年ぶりに仲村と会う決断をする。
そこに常盤も着いてきた。浜辺で意見をぶつけ合って、投げ合いもして、波がぶつかり泥まみれになり、3人は"どろどろのぐちょぐちょ"になった。
『普通』に執着するでもなく、『変態』に固執するでもなく、自分なりの意思で生きていく決断をした。
人間は二元論だけじゃ語れなくて、もっと多面的なものだ。普通な面も変態な面もある。それが混ざり合う場面に見えた。
仲村は言った。
「2度と来んなよ」
春日は返す。
「ありがとう」
良い事も悪い事も全て経験としてその人を作っているので、過去を認めて未来に向かって歩き出す。
春日は常盤に告白し、交際する事になった。
ああ、まあそうなるよねっていう普通のオチでした。
エンドロールの後、見知らぬ女子高生に惡の華が芽生えたところで終わります。
誰しも通る道なんですね。俺は未だに「周囲とは違う特別な人間だ」と信じて止まない人です。子供なのかもしれません。春日は大人になったというのに。
正直、俺ならこういう結末にしません。平凡な映画でしかないから。どうせなら変態に振り切って生きだしたら面白いのに。
GYAOで見たから面白かったけど、お金払ってたら退屈かも。普通過ぎるもん終盤が。中盤までは奇抜な行動に走ったりして面白かったのに、結局は普通のところに着地すんのかよと不満を持ちます。
良く言えば現実味があるのでしょうが、俺の好みではなかったというだけです。
さて、明日も日雇いがあるのでそろそろ寝ます。
今日も幸せな人生でした。何ヶ月かぶりに煙草が吸えてチルいです。
おやすみなさい😴⭐💤🌙😘