6時過ぎに目が覚めた。無駄に健康的な睡眠時間をとっているけど、今日一日、何も予定がない。ラブホテルの退室時間は12時で、それまでは、マンションの審査に必要な個人情報の入力をしたり、AVを見ながらお菓子を食べていた。
溜まっていた作業をこなそう。まず、賃貸の前払いを済ませた。その時思ったけど、これで審査通らないとかないよな?
ちゃんとまとまった金が払えるか。それが信用なのかもしれない。
まあ、無職でも借りれた過去があるから、大丈夫だろう。そんな事よりも腹が減った。
チャーシュー丼。350円だ。安くて美味い。タレの味が濃くて米に合う。
でも、目的に来たのはここではない。宇都宮餃子が食べたかった。
彼女は普通のチャーハンセット。俺は8種の食べ比べセット。チーズ餃子とシソ餃子、エビ餃子が美味かったけど、他は普通。スタミナ餃子とかニラ餃子とか、ニンニク餃子。
あと、人生で初めて酢と醤油、コショウで餃子のタレを作った。本格的で良き。
すき焼きマン。あんまり見ないから衝動買い。コンビニの奴より一回り大きくて、具も豊富だし、味が濃くて良かった。
デザートは、彼女の好物であるイチゴとプリン。栃木県はイチゴの生産量日本一らしいから、期待して食べてみた。甘酸っぱかった。
プリンは硬めで濃厚だし、めっちゃ美味かった。
食べ歩きの旅、めっちゃ楽しいね。旅行は人生の醍醐味だと思う。でも、こうやっていつまでも遊んでいられるわけじゃない。就職しなきゃ。
昨日、店長に直接働きたいと言って今日電話すると言われたのにこなかったから架けた。忘れられてた。月曜日に面接だって。経験者だから、受かると良いな。
溜まっていた作業を全て終わらせたので、とうとうやる事がなくなった。本屋に行った。
メメントモリやカルペディエムは俺が常々ブログに書いている事ではあるけど、ホスピス医の実体験から出る言葉は具体的で、現実味を帯びている。
(1)人生の終わりに近づいたとき、人は自分の人生を振り返る。そして、本当に大切なものを見つけ、心の平穏を得ることができる。健康な人でも、悩みや苦しみを抱えているならば、「今日が人生最後の日だったら、どう生きるか?」と考えてみると、本当に大切なことが見えてくるかもしれない。
(2)人によって死生観は違っても、「肉体がなくなった後も、その人の存在は残された人々の心に生き続ける」という事実は共通している。*1
俺は自殺未遂をしてから、「今日こそ死のう」みたいな考え方に囚われている。彼女が出来てからは「今日死んでも良いように生きよう」に切り替わったが。
毎日、命日でも後悔のないよう生きている。この日々の積み重ねが、至福な人生を築き上げる。そう信じている。
今日もまた、ラブホテルに泊まる。初めての所。寝る場所を変えると刺激的で、新鮮な一日になるんだ。
今日も幸せだった。彼女よ、ありがとう。