ランチタイムだけお惣菜食べ放題のバイキングへ行った。もう二度と行く機会のない店だ。安くて美味しい。だからよく通っていた。
久しぶりに行った。他の食べ放題に乗り換えていたから。
もう来れないと思うと名残惜しい。ここは他所じゃ食べれない創作料理が口に出来るので好きだった。店の雰囲気も好ましい。落ち着きがある。
食事は人生において意義深い行為である。食べなきゃ生きていけない。また、食す事は快楽であり幸せでもある。とても重要だ。よって、俺にとって毎度毎度、これが最後の晩餐だと思って食べてる。
人はいつ死ぬかわからない。今この瞬間に死ぬかもしれない。だとしたら、食事は出来るだけ楽しんでいたいものだ。食べたいものを鱈腹食べ、溺れるほど飲み、そして大いに笑おう。
食後、人生で初めて博物館に行った。自分が住んでいた街の歴史がわかる。ここは地盤が緩いらしい。浸水、液状化現象の恐れがある。また、過去に大きな地震も来ている。一度来たらまた来る。ここは南海トラフ巨大地震の被災地になると予測されている所なので、とても危険だ。だからこそ引っ越す。
博物館は市役所から貰った無料券で行った。美術館の時と一緒。タダだけど使わないともったいないから行った。でも、どちらも得るものがあって、とても有意義な時間になった。こないだ行った美術館は審美眼が養われたし、博物館は勉強になった。この町にいない方がいいと、学んだんだ。
観覧後、駐車場に猫がいた。近付いても動かないので、人馴れしている。寄って来はしなかったが、しばらく見つめ合った。癒される。
彼女は妊婦でトキソプラズマが怖いので、近付かなかった。
今日は運気が悪いとされる『裏運気の日』であるが、人間万事塞翁が馬。運気の良し悪しは本人の捉え方次第。
俺的には、幸せな一日だった。