刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

彼女の誕生日にラブレターを。

 

 8月7日は、彼女の誕生日。この日、彼女が離婚した。

 

 夜、俺が風呂に浸かってる最中に、彼女が家に来た。あらかじめ、机の上にメッセージカードを置いておいた。誕生日を祝う。

 

 上がってから、彼女の鞄にラブレターを忍ばせ、正式な付き合いが始まった。

 

 

 略奪した。

 

f:id:juliajewelkali:20200808124533j:image

 

f:id:juliajewelkali:20200808124530j:image

 

 彼女の子供達から、手紙が届いた。手紙を貰うのは初めてなので、溢れんばかりの喜びを感じる。

 

f:id:juliajewelkali:20200808124544j:image

 

 23時くらいに晩ご飯を食う。いつもなら、お菓子とかで済ますけど、彼女もいることだし、どこかへ出かけたかった。

 

 そういえば、近所に24時間営業のファミレスがあったな。そんな話をしていたので、そこへ。

 

 車中で、俺は涙を溢した。幸せすぎてたまらない。自殺が未遂に終わってよかった。生きててよかった。今日まで頑張って、ようやく手にした幸せ。掴んだら、離さない。

 

f:id:juliajewelkali:20200808124549j:image

 

 席に着くと、彼女はラブレターを読む。俺は、照れくさいというか、恥ずかしいので、トイレへ逃げる。

 

 戻ってきたら、「ありがとう」と「よろしくお願いします」を言われ、えも言われぬ感動を味わう。

 

f:id:juliajewelkali:20200808124600j:image

 

 誕生日なのでケーキを注文したかったけど、「期間限定の桃パフェが食べたい」というので、それを頼む。

 

 今日からちゃんと、「俺の女」と言える。彼女を幸せにできるのは、俺だけだ。俺が必ず幸せにする。

 

 誰よりも愛してるよ。

 

 

 その笑顔を、他の誰かに、向けたりしないで。

 

遺書は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。