刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

彼女の子供と電話した

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 休憩時間に、彼女と通話していた。子供が同じ部屋でオモチャ遊びをしていたので、「誰〜?」と言ってきた。

 

 彼女はその場をごまかそうとしたが、「息子と電話したい」と言って、変わってもらった。

 

 名前や年齢、スーパーヒーローの話をした。戦隊ヒーローが好きだと言うので、欲しいオモチャを訊いた。

 

 「今度、買ってあげるね」

 

 喜んでくれた様子を感じて、こっちまで嬉しくなる。

 

 「友達になってくれる?」

 

 「いいよ。友達になってあげる」

 

 謎の上から目線に笑ってしまったけど、中学生以来はじめての友達が出来て、飛び跳ねるほど嬉しかった。

 

 「今度、公園で遊ぼうね」

 

 「うん」

 

 彼女に電話を変わった後、「オモチャは買わなくていいからね!!!」と言われたのが残念だったけど、なんか、物凄く感動した。

 

 これが、彼女の子供なのかぁ、って。

 

 動いている様子を、ビデオ通話で見せてもらったりはしてたけど、会話をしたのは初。可愛くて可愛くて、たまらなかった。愛おしかった。

 

 なぜか、電話を切った後に涙目になる。

 

 

 子供嫌いなはずだったのに、なぜだろう。彼女と付き合ってから、子供が欲しいと思うようになった。

 

 店に来る家族連れの子供とか、よく見てしまう。この家族はどんな人生を歩んできて、なんで子供を産んだんだろうなぁ…とか、色々と想像する。

 

 なんでこの親は、こんなに子供の扱いが雑なんだろうとか、よく思う。俺ならもっと、大切に育てるのに。

 

 

 ああ、また泣きそうになる。なんでか自分でもわからない。ビデオ通話の時もそうだった。

 

 愛おしい。ただ、この一言に尽きる。

 

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