刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

「考える」って言葉をたやすく使いすぎじゃない?

お題「これって私だけ?」

 

 

https://ginpatunosobasyokunin.tumblr.com/post/178451770276/%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%A8%E5%B0%8B%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E8%89%AF%E3%81%84%E6%A1%88%E3%82%92%E6%80%9D%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%82

 

 ネットサーフィンをしていたら、深い文章に出逢った。

 

 俺は和食の料理人をやっているが、この世界に長くいるからこそ、この言葉には共感した。

 

 飲食業界では「怒ったり叱ったりするのではなく、相談しろ」みたいな意見を散見する。操り人形や使い駒にするのではなく、主体的に考えさせる事で自律してもらう必要があるのだ。

 

 現場では、みんな何かしらのポジションに就いて仕事に追われている。新人に一々指示をしていると、自分の仕事を後回しする必要があって、人によっては残業にまで追い込まれる事もある。だから、相談をするんだ。

 

 部下が何かヘマをしたりしたとしよう。

 

 「どうすれば改善できると思う?」

 

 「どうしたら、今後このような失敗をしなくて済むと思う?」

 

 考えさせる。もちろん、経験がないから「そうじゃないだろ」と思うような返事をしたりする。だから、先輩として助言をするんだ。

 

 ヒントを与える。もっとこうした方が良かったのではないか。こうしたらもっと良くなるのではないか。そうやって思慮を巡らせる機会を与える。

 

 「従業員、全員が経営者」と鴨頭嘉人さんが言っていた。マクドナルド時代に実現した、理想の店舗経営だ。その為には考える力が必要になってくるし、上司の立場にある人はそれを阻害してはいけない。

 

 考えずにボーっと生きて、何になるんだろう。

 

 俺は度々、このブログで『死』を扱う。古代ローマの軍人が言いだしたとされる、「メメント・モリ」という警句を何度も使用する。日本語で言うと「死ぬ事を忘れるな」だ。

 

 「未来の事なんてわからない」なんていう手垢のついた表現があるけど、これは事実だ。でも、確定している未来は「死」。人生の結末だ。

 

 だから、「カルペ・ディエム」を忘れずにいたい。これもまた古代ローマの言葉で、詩人が言いだしたものだ。日本語訳をすると「今を生きろ」。

 

 過去に縛られず、未来を恐れず、今を生きる。

 

 どうやって人生を歩んでいくか。それが、人生を吟味すること。

 

 今を生きる為には、考える事を疎かにしてはならない。

 

遺書は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。