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手塚治虫が発明した擬音だった!
漫画好きからしたら有名な雑学なのですが、この擬音を漫画で初めて使用したのは、マンガの神様・手塚治虫です。
また、静寂を表す「シン」という擬音は明治ごろから存在しており、夏目漱石を用いていたとされています。
ただ、考えてみてください。
もし本当に静寂に包まれているなら、「シーン」という擬音があること自体、疑問に思いませんか?
実際に「シーン」と鳴っている!
ヒトは、音を感じるのに「蝸牛」(かぎゅう)という部分を通して、脳に電気信号を送っています。教科書で、耳の中にある渦巻きの奴です。
この蝸牛には、拡大してみると外有毛細胞(がいゆうもうさいぼう)が現れます。チンアナゴみたいな見た目をしてる奴。これは耳の中に約1万2千個存在しており、1秒で2万回振動しています。
音とは空気の振動な訳ですから、外有毛細胞の振動も脳へ電気信号として送られ、「シーン」という音として感じられるのです。
ですが、これは微弱な音量の為、静寂の場所でのみ聞こえるのでしょう。
アナタがもし静かな所にいるのなら、ぜひ耳を澄まして聞いてもらいたいと思います。
参考文献