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月に行ってみたいな
ウサギが餅つきながら待ってるよ
インドの古典が起源だった!?
『ジャータカ』という仏典があります。この本に登場する物語から、「月に兎がいる」という逸話が広まったとする説があります。
その話を引用します
猿、狐、兎が山中を歩いていると、みすぼらしい姿をした老人に出逢いました。お腹を空かせている老人へ、食料を与えようと話し合った三匹。猿は木の実、狐は魚を取ってきて与えました。
しかし、兎が取ってこれるのは雑草だけ。人間の食べ物にはなりません。そこで兎は、猿と狐に頼んで火を焚いてもらいました。そして、兎は老人へこう言ったのです。
「私の肉を食べてください」
そうして火の中へ飛び込んだ時、老人は帝釈天としての正体を現します。兎が捨て身で行った慈悲を後世に語り継ぐ為、月へ昇らせました。
これが、お釈迦様の前世とされています
なんで餅をついているの?
月に兎がいる由来は、上記のお話が元になっています。しかし、餅つきのくだりは出てきていませんよね。
単純に、模様が餅つきの様子に似ているからという説が有力。ですが、正直、月を見て「兎が餅をついているように見える!」なんて思った事ありますか?(笑)
諸説ある内の一つとして、満月を表す「望月」(もちづき)と「餅つき」とかけたダジャレから発生したというものがあります。*2*3
こちらの説の方が、支持しやすいですね。
参考文献・出典