ぱくたそ(www.pakutaso.com)
なんでお母さんはよく怒るの?
それは原始時代にまで辿れる理由があってね・・・
まず思いつくのは『ホルモンバランスの乱れ』ですが・・・
妊娠から出産にかけて分泌量が増加する女性ホルモン、エストロゲン。これは出産を機に激減し、それによって細胞の働き方が変化してしまいます。これが原因となり、不安や孤独を感じやすくなってしまうのです。
言い換えると、誰かと一緒に居たいという意欲の表れ。
ヒトは元来、群れで生活する動物です。狩りをするのも、家を守るのも。そのような特徴のある人類は、進化の過程において、独自の子育て方法を編み出しました。それが、『共同養育』。
上記の通り、出産後の母親は人恋しくなります。それは、ヒトが元々弱い動物だからこそ、共同体として固まる事により、か弱い子供達を守っていく必要があったからなのです。
なぜイライラに繋がってしまうのか
出産後から2、3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象、産後クライシス。*2
この時期に夫に対してイライラが募るのは何故か。ここにも、ホルモンが登場します。その名は、『オキシトシン』。我が子と触れ合っている時に多く分泌され、家族への愛情を高める作用があります。
しかしそれだけではなく、『他者への攻撃性』という働きもあります。これによって、育児に非協力的な人は攻撃の対象となり、それが夫だとしたら離婚へと繋がる可能性もあるのです。
こうしてヒトは生き残ってきた
あくまで筆者の憶測ですが、動物が敵に対して牙をむいたり翼を大きく広げるのと同じく、威嚇に近いのではないかと捉えています。
上記の説明に繋がりますが、ヒトは往昔から弱い動物です。しかし、知恵を活かして今日まで生き残ってきました。
その中で見つけ出した共同養育という手法は、今となっては忘れ去られているように思います。
ヒトが本来あるべき姿とは、何なのでしょうか。
参考文献・出典