花粉症でツラいんだ・・・
実は外人って花粉症にならないんだって!
なぜ日本人だけスギ花粉に悩まされるのか
スギによる花粉症に限れば、日本固有のものです。*1
高度経済成長期以降、生育が早く加工がしやすいスギやヒノキが大量に植えられました。それによって、現代人は花粉症に悩まされているのです。
あまつさえ、自動車の普及によって大気汚染の問題が深刻化していき、免疫機能へ悪影響を及ぼしていきます。
ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる微粒子 (DEP) や、ガソリンエンジンからも排出される窒素酸化物 (NOx)、オゾン (O3) などに長期間暴露されることにより花粉アレルギー反応の閾値を下げる、アレルギー反応を増幅する等の影響が指摘されており、様々な実験・調査がされている。NHK地上TVでも、排気ガスと花粉の化合物の問題を取り上げ、幹線道路沿いの住民が花粉症発生率が高いと報道した*2
また、タイヤと道路の摩擦によって舞う粉塵、煙草の煙、暖房の際に生じるガス状物質なども、症状を悪化させる原因として挙げられます。
これらは、日常生活において完全に避けるのが難しい事柄です。
対策として、少花粉のスギ・ヒノキへ、植え替えが進められています。しかし、そもそも木材需要の伸び悩みなど問題があり、現状の改善は難しそうです。
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参考文献・出典
*1:『疑問が解ける! 雑学大集合』p27
*2:ウィキペディアの執筆者,2019,「花粉症」『ウィキペディア日本語版』,(2019年11月4日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%8A%B1%E7%B2%89%E7%97%87&oldid=74883234).