今週のお題「2019年買ってよかったもの」
チャオ!
頭がこんがらがる
ビッグボーイですううう!!!!!
本屋で平積みになっていて、いくつかの国でベストセラーになったていう有名な本らしく、たいそう素晴らしい事柄が書かれているんだと期待して読んだんですが、正直、あんまり面白くなかった。
この本には人生を変える言動が書かれていますが、心に響かなかった。俺からしたら当たり前の事柄というか、新鮮味溢れる内容ではないな、と。
でも実は、基本的な事こそ出来ていなかったりするんだよね
だから今回は、復習も兼ねて、その内容を解説させてもらいます
第1の習慣・主体的である
私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。
・・・相手と意見が合わないと、相手のほうが間違っていると瞬間的に思う。*1
人は何か失敗した時、他人や環境のせいにしがちです。ですが、果たしてそのような考え方に成長や向上はあるのでしょうか?
考えるべきは「どうしたら良かったのだろうか」、「ここから何を学んで次に活かすか」などであり、周りのせいにしている内は、何ら進歩しないという事です。
試行錯誤、創意工夫が大事
例えば、環境が悪いと周囲のせいにするのは簡単ですが、それは思考停止です。どうやったら少しずつ直していけるだろうか、などと意欲的に行動する姿勢が、主体性だと俺は捉えました。
自分が変わる。これが、第1歩。
第2の習慣・終わりを思い描くことから始める
終わりを思い描くことから始めるというのは、・・・日々の生活でさまざまな役割を果たすときに、自分の価値観を明確にし、方向をはっきりと定めて行動することである。
・・・そうすれば・・・本当の意味で主体的で価値観に沿った人間になれるのである。*2
目的目標など、望む結果を明白にするという事ですが、この場合の"終わり"を、俺は『死』と捉えます。人生の終わりです。
このブログで散々言ってきた通り、座右の銘は『メメント・モリ』と『カルペ・ディエム』です。俺にとって今日が命日で、明日も命があるという保証はないと自覚して生きています。
こういうと悲観主義みたいに捉えられるかもしれませんが、むしろ逆です
今日死ぬかもしれないと思っているからこそ、自分が本当にやりたい事を毎日意識して取り組んでいけます。周りに流されるような人生を歩まなくて済むのです。
だから退屈な飲み会なんて行かないし、低俗なテレビ番組も見ない。今日死ぬかもしれないのに、そんな事してられるかって話です。
そう考えていると、家族や友人、趣味や仕事に時間を費やして生きていけます。
第3の習慣・最優先事項を優先する
人間の活動の種類には4つの領域がある
- 緊急で重要なこと
- 緊急でないが重要なこと
- 緊急だが重要ではないこと
- 緊急でも重要でもないこと*3
この本では、2番目が大切であると説かれています。正直、これは意外でした。でもこれは、1番を疎かにして良いという訳ではありません。
確かに1番の様な事柄、例えば指定の日までに終わらせなければならない仕事とか、大切な人との急な約束など、無視できないものもあります。
でも、そういった事柄にばっかり目を向けていると、スケジュールが過密になり、時間に追われる生活になります。これではまるでロボットの様に動き回っているみたいです。
言わば、他人の操り人形。大事なのは、自律です。
ここで言われているのは、『2番にこそ成長の鍵がある』ということ。
具体的にいうと、『人付き合い』、『勉強』、『健康維持』など。1番にばかり目を向けていると、疎かになりがちです。ですが、着手すれば成長が待っているのはわかりますよね。
そういった事柄に手をつけるには、3番と4番の活動に割く時間を最低限にすること。バラエティ番組を見ないとか、しょうもないソシャゲはアンインストールするとか。
その為にも、自分の目標を明確に記し、それを遂行する事を最優先事項にして、日々を生きる事が大切なのです。
第4の習慣・Win-Winを考える
Win-Winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。
・・・全員が勝者になれると考えるのである。
綺麗事は抜きにして、誰しも時には「自分さえ良ければいい」という考えに陥ったりしませんか?
例え自分だけが利益を得る状態が作れたとしても、相手からは少なからず恨みを買う訳で、そのせいで望まない出来事に遭う危険性だってあります。
つまり、長期的に見ればWinの状態ではない可能性があるのです。
ここで、人は死ぬまで周囲と関わり続けるという事を、改めて認識せねばなりません。だからこそ、お互いに利益を得られる状態を考えるのが得策。
これは自分の意見を相手に押し通す事でも、逆に相手の意見を飲む事でもなく、3つ目の案をお互いの合意の元で考える、という事だと捉えました。
それは妥協案とは違うくて、お互いの案を昇華させる、創造的なものだと思っています。
「どうやったらお互いに利益を得られるか」
思いやりの元で、理性的に考えていきたいです。この点は、俺にはまだまだ不十分だと自覚しているので。
俺的に解釈すると、利益を求めるのではなく、相手へ利益を与えられるような、そういう精神的豊かさを持ち合わせている人こそ、この習慣が身に付けられている人物と言えるのでは、と思います。
第5の習慣・まず理解に徹し、そして理解される
私たちは多くの場合、外部の助言がなくとも自分をコントロールできる。心を開くチャンスさえ与えられれば・・・自分の問題を解きほぐしていける。すると解決策がその過程ではっきり見えてくるのである。*5
聞く力が大切であると述べられています。それもただ相槌を打ってればよいというものではなく、相手の話に感情移入して聴く。つまりは、相手の立場に立って物事を考える、という事です。
人のことなんて完全には理解できないでしょう。だとしても、そこで諦めるのではなく、理解しようという努力が大切なんだと思います。
これは俺にとって非常に難しい問題
例えば悩み事を打ち明けられた時、具体的に的確な助言をしたくなります。ですが、相手はそのような発言を求めていない場合もあるんですよね。苦悩を話す事によって楽になる人もいますし、返すべき言葉は「つらかったね」などである可能性もあります。
相手は何の意図があってそのような言動をしているのか。そういったことを慮って生活する習慣が、望ましい人物像であると俺は思います。
第6の習慣・シナジーを創り出す
違いを尊重することがシナジーの本質である。人間は一人ひとり、知的、感情的、心理的にも違っている。
・・・誰もが・・・「自分のあるがまま」を見ているのだということに気づかなくてはならない。*6
要はコミュニケーションの深さですね
当たり前の話なんですが、思考も感情も十人十色で、みんな異なる価値観で人生を歩んでいます。
なのに、「私にとってこうだから、こうあるべきだ」と主張する人々は少なからず居るものです。特にSNSなんかで散見する印象。
例えば、タトゥーを入れている方を侮辱する人っていますが、そういった言葉には道徳的に問題がありますよね。体へ墨を入れたからといって他人へ危害を加える訳じゃあるまいし。
「タトゥーを私は入れたくない」という意見そのものはいいと思いますが、「だからタトゥーを入れている人はおかしい」と主張するべきではありません。
大切なのは、自他の違いを尊重することです。「あなたはタトゥーを入れてるんだね。私は入れないけど」でいいじゃないですか。
アイドルやアニメを好むマニアへ文句を言う人もいますが、これも道徳的に問題あるのでは、と思います。好き嫌いは人それぞれで、だからこそ良いという姿勢を持つべきだと俺は考えます。
「私の考えを理解しろ」ではなく、相手の価値観を理解しようといった姿勢が大切なんだと、俺は思います。これは逆の立場になって考えてみればわかってもらえるのではないでしょうか?
相手の事を理解するからこそ、自分の事も理解してもらえる可能性が生まれてくる訳です。
第7の習慣・刃を研ぐ
自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。
・・・効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間をつくらなければならない。*7
ここで登場する四つの側面とは、"人の持つ4つの資源(肉体、精神、知性、社会・情緒)を維持、再新再生するという習慣"*8の事を指します。
『人生で成功するためには優れた人格になる必要がある』*9とされていますが、そもそも成功者ってなんなんでしょうか?
その抽象的なものが指す意味は、個人個人で違うと思います。ある人は世界一周を夢見ているかもしれないし、またある人は自分の会社を世界的に有名なものにすると企んでいるかもしれない。各々、捉え方は違うでしょう。
どのような夢があったとしても、それを成功させるには自分磨きが必要となります。かなり手垢の付いた陳腐な表現ですが、その言葉が指す大切な意味を、再確認してみましょう。
適度な運動と健康的な食事、時々の休養(肉体)。一人の時間を作って内面を見つめ直す(精神)。他者へ貢献する活動(社会・情緒)。勉強をして教養を身に付け、それを活かす(知性)。
簡単そうに見えて、意外と実行できていない・・・
第8の習慣・内面の声を発見する
「7つの習慣」の後にコヴィーが提唱した「第8の習慣」は、リーダーが「偉大さ」を身に付けるための習慣だ。
人が人の偉大さを認めるのは、情熱あふれる行動や、大きな貢献を見たとき。その言動を引き出すのが「第8の習慣」。*10
要は、周囲の人間を動かすほどの魅力。
何らかの夢や目的に向かって突き動かされている人、もしくは野心を抱いて行動を続ける人などには、周りに人が集まりやすい。つまりはカリスマ性です。
そういった人になるには、自分の使命を見出す必要があります。もっといえば、それは自己分析などの結果から発見される、『内面の声』。
この人生において、自分は何に成りたいのか。どうしていきたいのか。それがハッキリしている人は、内面の声に従って生きていると言えます。
*1:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復 p22
*2:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』p130
*3:『まんがでわかる 7つの習慣』 p76
*4:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 p289
*5:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』p365
*6:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』p407
*7:『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 p426
*8:ウィキペディアの執筆者,2018,「7つの習慣」『ウィキペディア日本語版』,(2018年11月9日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=7%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%BF%92%E6%85%A3&oldid=70563927).
*9: