チャオ!
さあやってまいりました
ビッグボーイですううう!!!!!
今回ご紹介する本はコチラ!
異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:佐々木紀彦
- 出版社/メーカー: NewsPicksパブリッシング
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: 単行本
編集思考とは?
昨今の縦割り社会はとても息苦しくはありませんか?
そんな現状を打破して「自由」と「創造性」を手にする為に必要な言動こそ、『編集思考』です。
スティーブ・ジョブズがスピーチした事で広く知れ渡った「connect the dots」という言葉があります。"異なる考えや経験の関係を理解すること"*1を意味するように、色んな分野に散りばめられた点を繋ぎ合わせて線にしていくのです。
具体的に言えば、一つの分類に縛られず、多種多様な経験を積む事によって、様々な縦割り社会へ横串を刺していく。それが編集思考です。
俺は、多様性を歓迎する姿勢だと解釈しました。主旨がホリエモンの著書「多動力」と似ている。ですが、編集思考の方が論理的で説得力のあると感じました。
ということで、ここからはその真髄に迫ります
汎用化する「編集」
イチローなどの様に、一つの分野に秀でている方へ憧れる人が少なからず居ると思いますが、そういった人生を歩むのはとても難易度が高いでしょう。
そこで、ビジネスパーソンの中で有名な『一万時間の法則』を活用してみましょう。端的に言えば、何事も一万時間取り組めば100人の一人の逸材になれるというもの。それを3回活用する事で100万人に1人の逸材になれると提唱しているのが、藤原和博さんです。
3つのキャリアを5年から10年ずつ経験し、その掛け算で希少性を獲得しよう。そうすれば、1/100×1/100×1/100で、100万人に1人の存在になることができる*2
一つの分野に一万時間取り組んだ人は、その分野においての達人・専門家になれる。これを三つの分野で繰り返す事により、希少人材に成りうる。
さらに言えば、三つの分野をどう選ぶのかという点において、編集力が試されるのではないかと思います。つまり、編集思考はキャリアアップに活かせるということ。
これは仕事の面においてだけではなくて、自分自身を成長させ、人生そのものを豊かにしてくれる考え方だと思えました。
それくらい深い本です
編集者として体現せよ
著書の中で佐々木さんは、編集思考が最も実践できている人に、落合陽一さんを挙げました。
落合さんは"「経済×テクノロジー×文化」のかけ算"、"「東洋×西洋」"の組み合わせが出来ていると評価していて*3、特に前者のトライアングルを編集する事が"これからの時代に個人が躍動するカギであり、日本を変えるカギになる"*4と結論を出しています。
確かに俺も、この5つを兼ね備えた落合陽一さんへの憧れや尊敬の念を持っています。俺はまだ彼に及ばないですが、少しでも近付こうと最近になって、東洋や西洋の思想を学びだすようになりました(笑)。経済やテクノロジーの分野も深めたいんですが、まだまだ・・・。
閑話休題。佐々木さんはNewsPicks内において、古典を読む事の大切さも提唱なさっています。*5
何千年もの時間をかけ、海を渡って広まっている書物。そこには様々な要素が含まれており、それらは将来にも行かせる知識・知恵が詰まっている訳ですから、教養を見つけるのに最適と言えます。
ここで、川村元気さんの言葉を引用します。
映画に限らずコンテンツは「普遍性×時代性」だと大昔から言われます*6
ここでいう"普遍性"は古典で学べます。そこで得た知識などをいつ活かすのかが"時代性"でしょう。
例えば、古代から人はお喋りが大好きですが、現代でガラケーを売ろうともヒットする訳ないですよね。これからは拡張現実を使ったメガネ型のウェアラブルコンピュータが普及しそう。そういった、世間を先読みするセンスが"時代性"なんだと思います。
一億総クリエイター時代と呼ばれる昨今を生き残る上で、上記の二つを掛け合わせる事は必須と言えます。編集思考を活かして創作活動をする上で忘れてはならない事柄ですね。
さて、より具体的に考えていきましょう。佐々木さんは、著書の中で編集思考は四つのステップに分けられると仰っています。
- セレクト(選ぶ)
- コネクト(つなげる)
- プロモート(届ける)
- エンゲージ(深める)*7
これらを身に付けて誰かの為に活用し、自らの編集思考を発揮する事が、『編集者』なのではないでしょうか?
具体的なコツについては、ぜひ本を読んで学んでください!
異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:佐々木紀彦
- 出版社/メーカー: NewsPicksパブリッシング
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: 単行本