チャオ!
iPhone11Pro購入しました!
ビッグボーイですううう!!!!!
ようやくガラケーからスマホに移り変わります。この記事を書いているのは19日なんでまだ手元にないんですが、恐らくこれが公開されている頃には受け取れているんじゃないかな。
違法な商売をやっていた過去
意外と知らない人も多いんですが、アップルはジョブズ1人で作った会社ではありません。共同経営者にスティーブ・ウォズニアックという男性がいます。
同じスティーブ繋がりですね
高校時代に出逢った彼らは、電話回線をハッキングして誰にでも無料で通話が出来る『ブルーボックス』という装置を開発して儲けていました。「もちろん違法なものだ」とウォズニアックは語っています。*1
それを売って回っている時、銃で脅されブルーボックスを奪われたことがきっかけとなり、身の危険を感じた2人は販売を止めた。*2命を脅かされた経験を乗り越え、2人はアップルを設立する事になります。
アップル設立の経緯
その当時、コンピュータはいわゆるビジネス向けで、マニアが部品を開発したり組み立てるなどしている程度。一般庶民にはあまり出回っていませんでした。
その様子をみたウォズニアックは、「俺はもっと凄いものが作れる!」と言って本当に制作してみせ、感動したジョブズは『家庭用パソコン』の開発をはじめようと持ちかけます。*3
そうして誕生したのが、アップルコンピュータ。
『Apple』という名前の裏に隠された秘密
社名には諸説あります。
確か映画だと「シンプルで良い」だったと思いますが、ジョブズが宗教に関して造詣が深かったという事を加味すると、「禁断の果実」を表しているのではないか?なんて主張する人もいます。だから、一口かじった意匠になっている、と。
ここについては、IT用語の「byte」と、齧るを意味する「bite」をかけた洒落なのでは?と言われています。
もう一つの説で言えば、ビートルズが好きだったから。アップル・コアから名前をとったと言う人もいます。
因みに、商標権を巡って裁判にまでなっていた*4っていうのは、意外と知らない人もいるのではないでしょうか。
色々言われていますが、名前に込められた理由はわからずじまい
デザインへのこだわり
ジョブズは横柄な態度をとる人だった、なんて聞いたことありませんか?
製作途中のiPhoneを部下が持ってきた際、それを水槽に投げ入れて「気泡が出ているじゃないか」なんて言い、もっと小型化しろと怒った、なんて逸話。
因みに、これがデマであるとトニー・ファデル氏(iPodを開発した凄い人)が主張しています。*5
「確かにジョブズならやりそう」なんて会った事もないのに思ってしまいますが、真実ではないようです。
しかし、ジョブズがデザインに拘っていたのは事実。自分の美学を具現化する為にガジェットを開発し、極力無駄を排除した造形、機能になっています。
最初iPhoneを見た時、ボタンの少なさにビックリしませんでしたか?
GUIとマウス
これはパソコンの画面に表示される、アイコンとかのアレですね(語彙力)
これが今より普及する前は、検索画面に文字を打ち込んで呼び出したいソフトウェアとかを表示させていました。それを嫌がったジョブズは、マッキントッシュにGUIの実装を決めた。
画像や絵などを使用する点が、デザインに拘るジョブズの心を動かしたのかもしれません
因みに、これをクリックする為に必要なマウスの開発も進めていた訳ですが、そこでもジョブズの拘りを感じられます。
アップルのマウスは他社に比べてスタイリッシュで、見た目がお洒落なんですよね。ジョブズ特有のデザイン重視が感じられます。
創業者がクビになる!?
マーケティングに関して有能な人材を探している際、ペプシコーラの社長ジョン・スカリーに白羽の矢が立ち、ジョブズが「このまま一生砂糖水を売りつづけたいか?それとも世界を変えたいか?」と口説いたのは有名ですよね。そして、CEOへと就任させたのです。
しかし、後にこの男がジョブズをクビにしたと噂されるとは、誰が予想したでしょうか
上記で話したマッキントッシュの件ですが、売り上げが伸び悩み、赤字となりました。
マカリーは経営悪化の原因がジョブズにあるとして、マッキントッシュ部門を解任しようとしますが、逆にジョブズは「マカリーを追放しよう!」なんて動くようになります。それを察知したマカリーは激おこぷんぷん丸で、ジョブズが持つ会長職以外の仕事を剥奪してしまうのでした。
NeXTとピクサー設立
新たなプロジェクトに参加できない。そのような状況に追い込まれたジョブズ。
ある日、大学で生物学者と昼食をとっていたら科学の話題になり、その中で新たな構想が生まれました。それが、高等教育の為に使えるコンピュータ。
飯食いながら新たなビジネスモデル思いつくとかカッコよすぎでしょ
それを実現する為、ジョブズは辞表を提出。NeXTを設立するに至りました。
次に、ルーカスフィルムのコンピュータ関連部門を買収し、ピクサーと名付け、CEOの座に就きました。そして制作したトイ・ストーリーがバズり、巨万の富を得る事となるのです。
退職に追い込まれても別の商売で儲けてしまう、ビジネスセンスの良さ
彼がいかに凄いかを表しています
アップルに復帰し、現代に残した功績
当時、業績が落ちていたアップル。そこで、NeXTを売却する決断をしました。そしてCEOとしての復帰を果たすのです。
それから開発したのが、iMac、iPod、iPhone、iPadなど。
パソコンからスマートフォンへ。ジョブズはIT業界をアップデートさせた。言い換えるならば、世界を変えた男とも表現出来るでしょう。
ジョブズの思考は、上記の通り己の信念を貫いているので、自分の事ばかり考えているかのように思えるかもしれません。しかし、その実は顧客第一主義にありました。
どうやったら世界へ新たな波を起こせるか、そこを重点的に考えていたのでしょう。だからこそ、極力無駄を排除した設計になっており、客が便利に使いこなせるような商品になっています。
しかし、矛盾するように、ジョブズはデザインを重んじていた。
なぜこのような表現をしたかというと、デザイン性って無駄と言えるじゃないですか。機械を使用する時に重要視するのは、『何が出来るか』。見た目は大した問題じゃない。
でも、アップルはその点が他社と違う。機能・性能だけじゃなく、美しさを大事にしている。
ジョブズは、美学という無駄を愛していた。
この記事では深掘りしませんでしたが、ジョブスは東洋思想に陶酔していた人物でした。精神的な豊かさを重んじているからこそ、美への執着が周囲とかけ離れていた。
『ただ物質的に満足なだけじゃ駄目なんだ』
ジョブズはそこを悟っていたんだと思います。
つまるところ、ジョブズの作品には深い人生観が込められていると言えるでしょう。アップルの製品に触れる時、その哲学を感じられるかの様。
我々は今、天才が生み出したデバイスを手にする事ができます
恩恵を受けるだけに留まらず、超えるような存在になりたいものです
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