刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

【高野山】結縁灌頂へ参加してきました!

 

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

お題「今日の出来事」

 

チャオ!

 

真言宗の檀家として惹きつけられるように、この儀式へ参加しなければならないと感じました

 

ビッグボーイですううう!!!!!

 

 

 

庭儀結縁灌頂三昧耶戒

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 結縁灌頂の前に行われる、大阿闍梨様から三昧耶戒を授かる儀式。乞戒師と呼ばれる人が受者の代わりをします。

 

 写真の通り、外側からなら見学可能。

 

 

 僧侶からの説明によると、弘法大師様は奥の院で今でも禅定を続けていています。空海様はこのお堂で入定し、その後お弟子さん達が奥の院へ移したと聞きました。

 

  そのような神聖極まりない金堂へ、もうすぐ入るんだという緊張感に包まれていました。そういう場所で仏様とのご縁を結べる事に、神々しさと感謝、有難みを感じました。

 

 

結縁灌頂

 

 写真撮影厳禁なので、文章で体験談を語っていきます。

 

 

 堅苦しい四字熟語みたいですが、俺なりに噛み砕いて言えば『仏様と縁起を結ぶ儀式』です。宗教、宗派問わずに参加出来る為、俺みたいに神社で働いている者でも受ける事が出来ました。

 

 

 お堂の中へ入るまでの間、南無大師遍照金剛」だけを唱えながら室内へ入るよう言われます。

 

 中は薄暗く阿闍梨様の近くにだけロウソクがあり、その明かりにより微かに顔が見える程度。隣にいる方々の表情などは伺う事も出来ません。

 

 そこで印の結び方も教えてくださりました。真言マントラを唱える際に手を組む修法です。これは結縁灌頂に参加した者にだけ伝授されるもので、普段は極秘で行われています。

 

 これは密教ならではのものだと思っていて、例えばお坊さんが勤行などで真言を唱えている時は袈裟の下に両手を隠しておられます。菩提寺の尼さんに教えてもらったんですが、見ている方が不用意に真似しない為だそうです。

 

 神聖なる儀式で教わったものなので具体的には書きませんが、マントラ自体は真言宗のお寺で教わる事の出来るもの。ですが、印まで授かった事に有難みを感じました。

 

 

 そして、マントラだけが轟く堂内で目隠しをされます。縦に行列を作り、印を結んだ手にシキミの葉を挟んでもらい、指先を前に居る方の背中へ当て、それだけを頼りに歩みを勧めます。

 

 机の上にあるマンダラの前に到着すると、そこへシキミの葉を投華。葉の下に在ると縁起が結ばれた事を表します。次に、灌頂へ入ります。

 

菩薩が仏になる時、その頭に諸仏が水を注ぎ、仏の位(くらい)に達したことを証明すること。 密教においては、頭頂に水を灌いで諸仏や曼荼羅と縁を結び、正しくは種々の戒律や資格を授けて正統な継承者とするための儀式*1

 

 ついに阿闍梨様から直々に仏様と縁が結ばれたと言ってもらい、さらには「あなたは仏様と一体化した」と告げられ、時が止まった様でした。

 

 

参加して何を思ったか

 

 仏様と繋がっているんだという実感と、これからの在り方を考える機会となりました。

 

 八百万の神を信じている俺は、目の前のすべて、森羅万象に神様が宿っていると考えて生きてきました。帰依しているお坊さんから神仏習合を教えてもらい、観念的なものは理解したつもりでいましたが、まだ解かった内に入っていなかったと思います。

 

 高野山へ参拝し、沢山のお坊さんから説法を聴聞し、様々な体験をしてきました。そこで学んだことなどを下山した後に人々へ伝えるよう言われたので、ここで書かせてもらいます。

 

 

 大日如来様と八百万の神は同一であるという理解と、自らもその内にあるという教えに感銘を受けました。神様も仏様も名称が違うだけで本来指しているものは同じであり、それと共に在る実感を持たせてもらいました。

 

 「人は神様と共生している」というのはこのブログで何度も書いていますが、今回は神仏どちらも信仰する大切さを教えて頂きました。

 

 神道と違い、仏教では具体的な教義があります。戒律などと言って、生き方を説く教えもあります。理念は神道と同じだと思っていますが、真理を別の視点から唱える仏教、特に真言宗は素晴らしいものであるというのを、高野山に行って学んできました。

 

 

 俺は神社で働いていても参拝客さんなどに仏教の話をしますし、ヒンドゥー教の教えを伝える時もあります。ですが、結縁灌頂に参加してからは、真言宗の教えをもっと人々に伝えていかなければならないと思いました。

 

 

 

 真言宗において特別で神聖なものを教えて頂いた事に、有難みを感じざるをえません。このような時間を無駄にしないよう、今まで知らず知らずのうちに行ってきた身と口と心の罪を反省し、これからを出来るだけ清く、そして心静かに生きなければならないと思いました。

 

 

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