長年の疑問だった事を言わせてください。
今日のお題はこちらです。
ボクサーパンツはいつから主流になったのか?
僕は21歳です。少なくとも、僕の学生時代はボクサーパンツに対して幼稚な下着という印象がありました。ただ、僕は母親の教育もあって早めにトランクスを履いている益せたクソガキで、周りの先を歩んでいるつもりでした。周囲は後からトランクスを履きだしている。みんな僕の後ろを歩いている。僕こそ学校のファッションリーダーであり、スクールカーストの上位なのだと豪語していた。しかし、いつのまにかボクサーパンツ派が世の主権を握り、我らがトランクス派は隅に追いやられているのが現状。
こないだ服屋に行った時、驚きを隠せませんでした。下着コーナーにはボクサーパンツしか置いていないのです。トランクスが一着もない。このような事があっていいのでしょうか?
打倒ボクサーパンツ政権!
僕はボクサーパンツ派に牙を剥いた。なぜ、我々トランクス派は迫害されなきゃいけないんだ。そう思った矢先、僕の大好きなブランドのボクサーパンツがあったのでニッコリ笑顔で店を後にした。僕は長年愛していたトランクスを捨て、新たな扉を開ける事となった。僕はマジョリティに負け、同調の道を歩んでしまう。
ただ、こうしてボクサーパンツを履きながら文章を書いていて思うが、締め付けられてどうも違和感しかない。やはり、解放感のあるトランクスこそ至高であり、これぞ王の道である。そして、正に男だと、そう感じざるを得ない。
僕は一度、トランクスの路線から外れてしまった。しかし、そのおかげでいかにトランクスが素晴らしいかを学ぶことが出来た。やはり僕には君しかいない。愛しているよトランクス。
女性はボクサーパンツを望んでいる!
服屋から帰ると、あまりに暇すぎるのでパンツの歴史を調べるというかなり不毛な事をしてしまった。しかし、その先に待っているのは衝撃的な事実であった。こんな有益な情報を得られるとは!ありがとうインターネット。ありがとう、いい薬です。
なぜだ。なぜなんだ。多くの女性はボクサーパンツを履いている男性を望んでいるようだ。だからか?だから僕に彼女が居ないのか?
関係ない。なぜなら、女性の前で自分のパンツを見せた事など人生で一度もないからだ。誰も、僕がどんなパンツを履いているのか知らない。観測されていないという事は、トランクスとボクサーパンツが僕のズボン内で同時に存在している。つまり、シュレディンガーのパンツである。
しかし、僕は見てしまった。そこにあるボクサーパンツを。それは、サイレントマジョリティ。多数派に屈してしまった弱き自分を表している。僕は泣きながらそれを破り、愛用しているトランクスを着用した。これでこそ自分で居られる。トランクスは僕を裏切らない。トランクスは僕に嫌な事を言わない。トランクスだけが僕の癒しであり、心の拠り所なんだ。
僕はノイジーマイノリティと言われようと、男はトランクスを履くべきなんだと主張していきたい。封建的なボクサーパンツ党を駆逐し、新たにトランクス革命を起こすべきである。
衰退するトランクスがこの先生きのこるには
世界はボクサーパンツ派が主流だ。これも全てイルミナティの陰謀に違いない。僕達トランクス派はそのような世界政府に屈しない。むしろ、我々トランクス一族で秘密結社を立ち上げ、フリーメイソンだろうとなんだろうと戦ってやろう。こうするしかトランクスの生存ルートはないのだ。
これを読んでいるボクサーパンツを履いた君も、今すぐそのような裏社会から足を洗い、こちらへ来るんだ。君達は悪魔崇拝者の手の平で踊らされており、来たる日、あなたには666の刻印がされるであろう。ボクサーパンツが君主で我々が奴隷の時代は終わりを告げる。搾取される側で、ずっと黙っていられる訳がないのだ。
最後に笑うのはトランクス派である。この事を、深く肝に銘じておくが良い。覚えておけ、後で吠え面かくなよ。