刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

彼女と同棲して一年が経った

 

 

 読み返すと初々しい記憶が蘇る。今でも彼女が食事する姿を見るのは変わっていない。仕事中もキスしてる。でも、赤信号の度にキスしていた頃に比べれば、2人の関係に変化が出来ている。

 

 当時、俺は飲食業界で上を目指したいと決心していた。労働を頑張っていた。仕事を熟して上司や社長に褒められるのが嬉しかった。そんな会社も自転車操業の上に倒産し、努力は水の泡になった。

 

 将来、何が起こるかわからない。それを学んだ。彼女だって一度出て行った。未来では予想だにしない事が起きる。それは、良い意味でも悪い意味でも。

 

 

 今年、暫定一位となっている大きな学びは、愚行権という言葉。文字通り、愚かな行いをする権利を指す。他人に危害を加えていないのであれば、例えその言動が馬鹿馬鹿しいとしても、それがその人にとって快楽や幸福に繋がっているのであれば、他人に文句言われる筋合いは無いというもの。

 

 例えば、タバコに健康被害があるのは数々の論文が証明しているが、路上喫煙せずに吸う分には問題ない。職場の喫煙所で先輩後輩と交流を持つ機会を得れるので、短所はあれど長所はある。

 

 愚行権の行使は能動的ニヒリズムみたいなもので、自分にとっての幸福を追求し、人生をより豊かにする事に重きを置く。ただ周囲に流され振り回されている末人にはなりたくない。それは、他人の人生に脇役として出演している事になるからだ。自分にとって何が快楽を齎し、至福を感じさせてくれるのか。それを、追い求める。

 

 今年の抱負は、『挑戦』だ。過去の自分からは想像も出来ない自分になりたい。昔なら「意味わからない」と言って避けた事を行ってみる。

 

 例えば、眉毛を脱色したりグレーアッシュにしたり、メンズネイルもした。彼女と同じ職場で働いて、一日中一緒にいる生活も手に入れた。

 

 創造的な事柄も行いたかったので、動画作成もやってる。ただVLOGを撮影しているだけだけど。いつかはアニメも作りたいなぁと思ってる。

 

落ちこぼれにとって、愚行権の行使が最後の砦。

f:id:juliajewelkali:20210809234637j:image

 

 

おしゃべりとか歌とかパフォーマンスで人々とうまくコミュニケーションができない人は、モノとかイタズラ、そういう“現象”を通じて社会とコミュニケーションするしか方法がない。芸術は、その最後の砦

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/979a0f94d146eae5c75ae8658c5ebd35ed7daa8a

 

 

 最近興味を持っていた大西拓磨さんの発言。共感出来るのは、俺自身がそうだからだと思う。この手法を使って社会と交流してきた。

 

 俺は幼い頃から、所謂空気が読めない人間で、自己中心的だしコミュ障だし、あまつさえ陰キャの極みなので、上手く他人と付き合ってこれなかった。意思疎通が苦手なので、人間関係を上手に構築出来ない。その代わりとして、小学校低学年の頃からブログをやって、他者と意思の伝達を行なってきた。

 

 絵もそうかもしれない。何年か前にスクラッチアートの話を書いたが、あれは小学生の頃に授業でやった奴だ。それがコンクールに出て金賞取ったのが思い出に遺っているので記事にした。

 

 保育園や小学生の頃だと、絵を描く事で周囲が話しかけてくれるので、それが会話のキッカケになっていた。俺は、俺を表現出来た。

 

 文章もそれに当たる。今の俺が人類全体に伝えたい己の思想を吐露して、俺は俺として、自分の人生を謳歌する。前述の通り、小学生の頃から現在の23歳に渡って続けているが、これからも文章を書き続ける。最期にはペンを握って文字を書きながら死にたいくらいだ。

 

 「そんな事をして、何になるの?」

 

 愚行権の行使。俺は、やりたい事をやる。面白かったり楽しかったり、幸せであればそれで良い。

 

 メメントモリカルペディエム座右の銘とした時、白紙のこの物語にどう書き込んでいくか。芸能ニュースや低俗なゲームなんてどうでもよく、自分を着飾ったり、タトゥー入れたりメンズネイルしたり、他人から白い目で見られるような事をしたい。愚かな行為は、俺の人生にとって娯楽で、至福だ。他者の評価より、自分の衝動。結果的に、人生の目的を達成する。

 

 

 昨日、職場の先輩から「君ならフロントも出来るだろう」と言われた。実際にお局のフロントから勧誘されていたが、俺には向いてないと思う。でも、他人にはそう捉えられているみたいだ。彼女は「仕事が出来る奴だと思われたんだろう」と解釈していたが、実際、俺は無能だ。何らかの才能に秀でている人物なら、ラブホテルでフリーターなどやっていない。仮にフロントの仕事が務まったとしても、俺は自分のやりたくない事で成功したくない。

 

 社会的な成功に大した興味関心も無くて、俺は『結果を残す』みたいな言葉が嫌いだ。俺を褒め称える奴は、自身の利益の為、道具として俺を利用する。俺が精神や肉体を擦り減らせば、使い捨てられ、次の奴に出番がまわる。他人の人生に脇役として出演して消費されるなんて御免だ。

 

 あと、俺は自己評価と他者評価が合致してない。上記の件で改めて思った。フロントの件でもそうだが、前、俺に会いたいと言ってきた奴がいた。

 

 

 断った。相手は、「そんなこと言う人だと思わなかった」的な趣旨を言った。どうやら俺は、文章を通じてでも、上手く自己表現が出来ていないみたい。俺は、ブログで自分を表しているつもりだった。俺の言葉が読者全員に理解されるものだとは思っていないし、実際の俺を知っている彼女ですら、記事を読んで誤解する。要は、完全に理解される事などないのだ。

 

 全ての読者に伝わらなくても、誰か1人でも良いから、俺の言葉を咀嚼して飲み込んでいてほしい。人間不信で人嫌いで人見知りとは言うものの、何やかんや言いながら、俺は他人と交流する事を楽しんでいる。自己矛盾に陥りながら、こうして文章を書いているのだ。おかしな話。二面性を持つのが人間。これぞ愚か。

 

 変人でいたい。凡人で死ぬのは嫌だ。落ちこぼれていながら、この愚行を楽しんで、能動的にニヒリズムを生きる。これが、俺の人生。

人生の目的は、愚行権を行使する事にある。

f:id:juliajewelkali:20210806161728j:image

 

 

 人生に意味や価値が無い事は、哲学者のニーチェが語った。俺は、白紙のこの世界に、自ら筆を取って意味付けする。

 

 周りを見てると、他者に流されて、周囲が良しとする事を深く考えないまま行って、他人からいいように使われてる人がいる。それはただの道具だ。よその人生に脇役として出演しているに過ぎない。

 

 俺は、俺の人生を生きる主役だ。例え否定されても、それを本当に自分がやりたいならやる。社会を崩壊させるつもりはないが、周りに実害を与えていないならとやかく言われる筋合いもないし、俺の人生に口出しされても無視してりゃいい。「お前には関係ないだろ?」ってな。愚行権の行使だ。

 

 俺は何の為に生きているのかと訊かれれば、それは愛の為だと答える。人嫌いというか人間不信というか人見知りな俺にとって、他人の事なんてどうでもいいから、俺と彼女さえ楽しく幸せに過ごせればそれで良い。幸福を追求するには愚行権の行使が最適であろう。

 

 俺の物語は死ぬ事によって完結する。終わりがいつくるかわからないからこそ、今日が最終回かもしれないと意識している。死神を崇拝している俺は、どうでもいい事柄をとことん無視していく。

 

 死とは不幸ではない。いつか訪れるそれは、俺の人生に至福を齎した。

 

 「何がしたいのか?」と尋ねられれば、「彼女を幸せにしたい」と答える。俺の人生は、これに尽きる。

 

 

 さて、愚行権の行使とは何ぞや?

 

 それは、こういう事だ。

 

 

今やってる仕事は、本当にやりたい事なのだろうか?

f:id:juliajewelkali:20210803210410j:image

 

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 



 スティーブ・ジョブズのスピーチに共感する、落合陽一の言葉だ。俺も座右の銘が『メメント・モリ』や『カルペ・ディエム』だったりするので、今日が命日でも後悔のないように生きたいと心がけている。

 

 俺が今やってるのはラブホテルの清掃員なんだけど、別に対して好きではない。やりがいは無い。楽しくもない。でも、今月から彼女と一緒に働くようになって、これで一日中共に過ごせるようになった。そのおかげで、幸福度は上がった。

 

 俺は、対人恐怖症というか人見知りというか他人が嫌いというか、ペアでやる仕事を仲良くない方とやるのはしんどいのだ。気疲れするというか、不愉快というか、まあ楽しくはない。これが最後の日だったら嫌だな。仕事しながら死ぬとか。でも今は、彼女と共にベッドメイキングをやってるので、喋ったりキスしたり出来る。幸せ。これなら、いつ死んでも良い状態に持っていけているだろう。

 

 そういえば、彼女が前職の同僚に、俺がこういった思想を持っていると話題にしたらしく、「彼氏さんは、あなたを見守る為に現れたのでは?」みたいに言った人がいるらしい。仏扱いかよ。面白い解釈だが、俺からしたら逆だ。彼女こそ、女神なんだ。彼女のおかげで人生救われてるからな。まともに飯食えるようになったし、リア充らしい日々も過ごせてる。生きている実感と幸福を与えてくれた。

 

 俺は、そういった日々を、文章と映像で記録する事にした。

 

 

彼女と一緒にラブホで働いてます

f:id:juliajewelkali:20210803071728j:image

 

 8月1日からです。同棲しているので、これで朝から晩までずっと一緒に居る生活の完成。毎日言い合いはしてますが、何とか楽しくやっております。仕事中にキスしたりします。

 

 

 それはさておき、ここ数日、ブログを書く意欲が薄れています。存在を忘れているのです。

 

 最近は、動画を撮る方が楽しいと感じています。文章にするよりも、動画の方がわかりやすく記録に残せて、思い出として良いから。

 

 

 前までは、『動画は苦手だからこそ、新しい事を始めたいから、撮影をしよう』という意識でした。今年の抱負が『挑戦』だからです。でも、それが楽しくなってきたのなら、俺の中で変化が生まれた事になります。

 

 よくいるYouTuberみたいに、バラエティに富んだ陽気な喋りなんて出来ないけど、あくまでただのVLOGとして、自分の人生を記録しています。そうする事で、自分の人生を俯瞰で見れる気がしています。後になって見返すと、「我ながらリア充だなあ」なんて思えるのです。

 

 

 食べ放題の店にばっか行ってますね。夏場は外で遊ぶと俺も彼女もバテるので、もう少し涼しくなったからでないと、遊園地とかには行けません。それまでは、屋内で休日を過ごすのです。また、大食いカップルでもあるので、食べ放題の店へ行きたくなるんですよね。

 

 それが、休日の楽しみ方です。

 

 食事は、人生において大事な時間。食べるという字は、『人を良くする』と書くのでね。

 

鍵をなくして、家に入れなくなりました。

f:id:juliajewelkali:20210728211207p:image

 

 

 無駄に長いので、聞きながら読んでください。作業用BGMになるかはわかりませんが。

 

 ただネットサーフィンして暇を潰すと、家で彼女の帰宅を待ついつもと変わらないので、どうせならこの状況を記録しようと思い立ちました。最近の俺を、動画に収めています。

 

 

 一途で純愛な関係が理想なので、そうなるやうに努めてきたつもりでした。でも彼女が「愛を感じない。最近、冷たい」というなら、その通りなんだと思います。

 

 俺は幼い頃から変わった人扱いされてきて、普通じゃない自分に嫌悪感を持つ事もありつつ、なんやかんや言いながら大好きで、ここまで生きてきました。その生き方に、終止符を打たないといけないのかもしれません。

 

 「会話にならない」とよく彼女に言われます。それは、俺が自分の意見を押し倒す事に必死で、相手の立場になって考えていないからだと思い返しました。

 

 家に入るまでの2時間半は、自分の生き方について考え直す機会になりました。

 

 因みに、財布は机の所にありました。なぜ。そんなとこに置いた覚えない…。

 

俺にとっての、俺の人生。

f:id:juliajewelkali:20210725191626j:image

 

 お文具さんのアニメ観て癒されて、プリン食べたくなっちゃって、そんな時に彼女の職場で廃棄のプリンが出た。運命だね。神様が運んできてくれた。

 

 

 ふと、最近になって、自分はいつの間にか成長したんだなぁと感じる。

 

 昔の俺は、他人と話そうとすると喉に何か閊えている感じがして、声が出なかった。彼女と付き合った当初ですら、あまり話せなかった。だから、よく髪を撫でたりキスして、体で愛情表現していた。

 

 不気味と言われた事もあった。周囲からキチガイ扱いされ、除け者にされる。そんな所が立ち位置。俺に、居場所は無かった。

 

f:id:juliajewelkali:20210725193733j:image

 

 いつの間にか、話せる人になってた。俺は変わると決めたからだ。こんなクソみたいな人生、死にたくなった事もあるけど、このまま結末を迎えるのも癪だった。

 

 生きるのに必死だった。死に物狂いだ。

 

 成功や成長なんてものホントはどうでもいいのに、他人はすぐに己の尺度で俺を測ろうとする。そういった奴に中指立てて、俺は俺の人生を生きる。この物語、俺が主役だ。

 

 楽しかったら、面白かったら、幸せだったら、それで良い。他の全ては、どうでもいい。赤の他人なんて知った事じゃない。

 

 過去や未来も、どうでもいい。現在の幸福や快楽が重要で、健康なんてクソ喰らえだ。いつ死ぬかわからない。俺は、今日が命日でも良いように、1日を過ごしてんだ。

 

 今、俺は自分の人生を生きている。有無を言わさない俺のやり方で。

 

夏休みの宿題は、夏休みの前に終わらせる。

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」



 チャオ❕

 

 バイト2日目で「言われないと何もしない」と言われ、「まだ何をしたらいいかわかってないんだから仕方ないだろ!」と内心キレていた、面と向かって言い返せないヘタレ系ブロガー、ビッグボーイです❕

 

 

 突然ですが、数日前に食べた晩御飯の写真貼りますね。

 

f:id:juliajewelkali:20210724012643j:image

 

 チーズタッカルビ風牛丼とチーズ親子丼です🧀

 

 なかなか美味でした。

 

 

 さてさて、風の噂で聞いたのですが、学生諸君は夏休みに入ったらしいですね。(そういや、幼稚園って夏休みあるのか❔)

 

 ほいで、ふと思ったのですが、皆さんは夏休みの宿題をいつやる派ですか❔

 

 アタシは、『夏休みの前に全て終わらせる派』です。

 

 よその学校がどうかは知りませんが、俺が通っていた所では、夏休み前最後の授業で、その教科の宿題が渡される仕組みでした。なので、物によっては数日前に終わらせる事も可能だったのです。

 

 歴史とか国語など暗記系の科目は、教科書読み返すかググれば答えわかるし、算数は知恵袋や電卓を使用しました。

 

 これを、夏休みが来る前に終わらせる必要がありました。徹夜です。夏休み全部を遊びに使う為には、先に苦労しておく必要があったのです。

 

 ここで、読者の方は疑問に思ったでしょう。

 

 「日記はどないしててん⁉️」

 

 答えは簡単。全部、妄想。

 

 夏休みの前に、夏休みの日記を全て書き終えていたのです。適当に旅行へ行った事にして、友達と虫取りをした事にして、充実した日々を過ごした事にしておくのです。

 

 まぁ、実際は家で引きこもってたんですけどね。ネトゲやってました。昼夜逆転した。

 

 ここで、こう思われたでしょう。

 

 「自由研究や読書感想文は❓」

 

 苦手な夏休みの宿題に挙げられがちなのですが、俺はこの2つがどちらかと言うと好きな方でした。

 

 小学生の頃は、「自由研究という名前だから、『自由とは何か?』っていうテーマを書こう‼️」と、哲学を調べだしたのを覚えています。あの時の行動が、今に繋がっています。

 

 また、読書感想文ですが、ブログを小学生の頃から10年以上書き続けているくらいなので、文章を書くのは好きです。なので余裕でした。

 

 

 こうしてアタシは、夏休みの宿題を夏休みの前に終わらせ、後はひたすらチョコットランドやメイプルストーリーCSOをやる時間に費やしていた訳です。

 

 朝から晩まで、パソコンの前から動きませんでした。なのでもちろん、ラジオ体操には参加しません。

 

 「来なさい‼️」と同級生やその親から言われたのですが、「なんで?」としか思わない。後、わざわざ誘う動機はなんだよ。特に、他人の親。

 

 

 ここまでは、小学生だったワシの話。中学生になると、『夏休みの宿題はやらない』という暴挙に出ます。

 

 なぜなら、そもそもやる意味を感じなかったからです。

 

 変に哲学を齧ってしまって思考が捻くれたワイは、「どうせ死ぬのにこんな事やる必要はない」と考え、目先の娯楽や快楽に集中する事にしました。こういった点も、今の自分に繋がっているので、良き経験だったとは思います。ただ、教師にはキレられるけどね。

 

 教師も教師で、怒るのはいいけど、俺を納得させる主張は出来てなかったと今になっても思う。『なぜ宿題をやらなければならないのか?』っていうのは、宿題をやらせようとする教師側が、ちゃんと説明せねば筋が通らないのにね。

 

 そんな事を言ったら、「勉強する気ないなら学校に来る必要ない。学校は勉強する場だから」と言われ、大人しく不登校になる決断をしたのを覚えています。

 

 

 そういった学生時代を経て、今があります。

 

 こんな人間になりました。VLOG撮ったんで載せときますね。見てね。

 

 

 まあ、今になって言えるのは、勉強をちゃんとしておかないと、俺みたいな人間になるって事やね。

 

 ほな❕

 

最近、身の回りで起きている怖い話について

f:id:juliajewelkali:20210720212601j:image

 

 いつもなら、VLOGに載せきれなかった事柄を書くのですが、今日はそれどころではないので、まずは動画を見てください。

 

 

 どうでしょうか。幸せで充実した休日って感じするでしょ。でもね、動画に残してない部分で恐怖体験をしていたのですよ。

 

 

 

 確か1ヶ月位前、仕事から帰って来てすぐ、インターホンを鳴らされたのです。抜き足差し足忍び足で近付き、覗き穴を見ると、背の低いハゲたオッサンが立ってました。30代か40代。黒っぽい服装だった様な。名札をつけていたのは、はっきりと覚えています。名前は見えませんでしたが。

 

 「ありがとうございまーす、お待たせしましたー!」

 

 文言があやふやですが、この様な事を言われました。意味不明だったのは覚えてます。さらに男は加えて、「お届け物でーす!」

 

 何も宅配物は頼んでいませんし、男が荷物を持っているようには見えません。余計に怪しさが増します。

 

 覗き穴を見たまましばらく居留守を使っていると、男は隣の家に行き、また同じ様な言葉を言っていました。恐らく、周辺の家々を廻っているのではないでしょうか?

 

 声が聞こえなくなってからあえて家を出ましたが、男を見失ってしまいました。

 

 

 それからまたしばらく経ったある日、また家に着いてすぐ、誰かがインターホンを鳴らしたのです。

 

 前回と同様、足音を立てないように近付き、覗き穴を見ます。

 

 居ません。『ピンポンダッシュか?』と思いますが、ふと斜めに覗き込むと、左側に茶色っぽいズボンの足が見えます。あえて覗き穴から見えない所へ移動したのでしょう。

 

 「ありがとうございまーす!」

 

 男らしき声です。前回と同様かは、記憶が確実なものではないので言い切れません。

 

 今回は、数秒居留守を使っていたら、すぐに消え去りました。

 

 

 そして、昨日。前回からまた数週間は空いていますが、どれくらい経ったかはわかりません。

 

 それはさておき、昨日もまた、帰宅してすぐにインターホンを鳴らされます。その時に俺は気付いたのです。この来客は毎回、俺が帰って30分から1時間くらい経ってから現れる、と。

 

 昨日は残業した日でしたが、定時で帰った日も、そのような時を見計らって来ています。

 

 『もしかしたら、見張られているのでは?』

 

 そういった疑念が、脳裏をよぎります。恐る恐る覗き穴を見ると、今回は男がドアの前に立っていました。しかし、最初の時と人物が違います。背が高めで、髪の毛が耳を隠す程度には長い。名札は付けていなかった。服装は暗くてよく覚えていない。

 

 「ありがとうございまーす!」

 

 またお決まりの文言です。何に感謝しているのでしょうね。居留守を使っていると、今度はドアを叩き始めます。

 

 「お待たせしましたー!」

 

 待った覚えはありません。むしろ来ないでほしい。さらにそれでも無視していると、再度インターホンを鳴らされました。

 

 「お願いしまーす! ○○にお届け物でーす!」

 

 絶対、嘘です。

 

 ここまで執拗な様子を見ると、俺が家に居るとバレているんでしょうね。部屋の電気が付いているからでしょうか?

 

 それでも俺が返答せずにいると、男は去っていきました。前みたいに、隣へ行く事はしません。それを見て思ったのです。

 

 『わざわざ俺を目当てに来てるんだ』

 

 前は他も当たっていたので、宗教か詐欺の勧誘が辺りを廻っていると思ったのですが、今回は俺の所にだけ来た様子だったので、何かしら俺に対して目的があって訪れたのでしょう。

 

 ただ、心当たりがありません。来客の人が変わった事から、何かしらの集団・組織であろうとは思うのですが。

 

 対応してみるべきなのか、それとも無視を続けるべきなのか。考え中です…。

 

 怪しい奴等なのは確実です。なぜなら、本当に宅配業者なら、不在票をポストに入れて去っていくはずだからです。

 

 彼らは一体、何者なのでしょうか?

 

ラブホを辞めて、ラブホで働いた

f:id:juliajewelkali:20210717185543j:image

 

 辞めました。とりあえず昨日の日記はVLOGにしたから、暇潰しにでも見てください。

 

 

 前まで働いていた所を辞めた理由は、陰口言われるのが嫌なのもあるけど、ここに居ても将来が不安だから。来年結婚するのに、フリーターを続けてていいのかなって、度々思う。

 

 あと、今は彼女の方が稼いでるけど、その仕事は彼女にとって負担になってると、見ていて思う。帰りが遅いから時間が長く感じて、余計つらくなって、仕事が嫌になるんよな。

 

 多分、俺と一緒にラブホテルで働いてたら、また仕事への意欲が変わるのでは?と思いついた。清掃の仕事は慣れてるし、適度に手を抜く事もわかってる。2人1組でやるから、極力俺が熟せば彼女への負担も軽減される訳やん。

 

 ちょうど、今日が初日だった。支配人に、「彼女、ここで働かない?一緒にやれば?」と向こうから言ってもらえたので良かった。

 

 俺の魂胆としては、ここの社員になりたいんやけど、なれるかなー。

 

とんかつ屋で2時間も粘る奴おる?

f:id:juliajewelkali:20210716041316j:image

 

 

 どうも、食べ過ぎて気絶するかのように眠る、ビッグボーイです。

 

 2連休初日、動物園や遊園地へ行くのがベタなんでしょうが、天候の悪化と気温の高さも相まって、屋内デートにしました。

 

 どうせなので、行った事無い店へ。

 

 

 

 

 俺は体が弱いのもあり、直射日光を何十分も浴びたら体調を崩します。真夏でも長袖を着なければならないのですが、余計暑くて嫌だ。そんな事をするくらいなら、夏場は外に出たくない。

 

 外食と、買い物デートが良いよね。でもこれじゃあ、いつもの休日と変わらない。今までとは違う、行った事のない場所に出向こう。

 

 プラネタリウムなんて、ロマンチックね。

 

同じ時を過ごすことの幸福

f:id:juliajewelkali:20210714091045j:image

 

 

 昨日の晩御飯。牛丼とチキンステーキ。質素な暮らしだけど、こういう食事も俺にとっては幸せ。なぜかと言うと、俺は元々独りぼっちでご飯を食べてきたから。その寂しさを、彼女が埋めてくれた。

 

 「金銭の余裕が精神の余裕」と言う人がいる。言い得て妙。おっしゃる通り。収入は減ったけど、税金や何やかんやで支出は増えて、現在は金欠。だから彼女は怒りっぽくなってるかもしれない。まあ元々すぐ怒る人だけど。でも俺は、今のこの生活でも十分幸せは感じられている。

 

 人は、生活の質を上げてしまうと、それより下の生活では、もう幸せを感じられなくなってしまう。だから、彼女にとって今は、ちょっと苦しい生活になってしまっているのかも。俺の人生哲学・価値観を押し付けるのは良くない。

 

 

 今日で、仕事を辞める。次からは同業他社へ移る。そちらの方が時給も仕事も良かったから。

 

 ちょっとは日常が変わると良いな。大事なのは、相手の関心に、関心を持つ事。俺が出来ていない事は解っている。彼女にも、「私が言ってほしい事を言ってくれない」と言われた。だからこそ、意識しなければならない。

 

 俺は元々、そんな事をせずにここまできた。自己中心的だと幼い頃から同級生に言われ、蕎麦の修業をしてた頃は師匠に言われた。今からそれをしようというのは、簡単な事じゃない。今日明日で完璧に出来る訳なかろう。でも、やらなければならない。

 

 愛がどうとか俺はすぐに言うが、彼女曰く「愛だけじゃ一緒に居れない」

 

 それもその筈、綺麗事ばっかで通用すれば、社会はこんなに難しくない。俺は不適合者なんだから、尚更大変だ。

 

 お金だって大事。稼がなければならない。苦しみに耐える。逃げない。夫婦関係は築き上げるものなんだから。女性が理不尽なのはもう解ってる。男がどこまで下僕に成り切って耐えれるか、だな。理屈で返したがる。それが俺の悪い癖。辞めないと、上手くいかないな。

 

 そんな事を思った一日。眠る彼女の唇にキスをして、明日から始まる2連休を楽しみに、俺も寝る。

 

シルバーアッシュにしたワイ、イケメン過ぎて草

f:id:juliajewelkali:20210712231417j:image

 

 

 白金気に入ってたけど、彼女からの評価が悪くて染める事にしました。どうも、ビッグボーイです。

 

 シルバーアッシュはずっと気になってた色なので、それにしてみる事にしました。

 

 

 2回ブリーチしていたからか、銀色というよりは青紫な色になっています。しかも、金髪にムラがあったおかげか、グラデーションっぽく染まって、逆にオシャレな気がします。光の加減で銀色の色味も見られるので、良きです。

 

 周りと被らない色で、物珍しいから気に入っています。

 

 金髪は金髪で、タトゥーが見える格好と合ってて好きだったのですが、田舎のヤンキー感が出てて、清潔感も無かったように思います。この髪色にそれがあるのかは知りませんが、アッシュは今時の若者って印象があるので、ハイカラじゃないですかね。俺は好きです。

 

 しばらく飽きるまで、この髪色を続けます。アッシュは抜けやすいので、次は美容室に行かなきゃ。

 

 現場からは以上でーす❕

 

未成年から「会いたい」とDMがきた話

 

 どうも、暇を持て余しているビッグボーイです。

 

 今日の話題は題名にある通りなんで、さっそくDMのスクショをご覧ください。

 

f:id:juliajewelkali:20210710080519j:image

 

 ここでまず、皆さんならどうしますか?

 

 身の周りの人に訊いたら、「機会があったら会おうね〜」とか、それっぽい事言って流すそうです。

 

 そう、誰一人として、この子に会うとは言わなかったのです。上手く断れ的な助言をされました。それもその筈。いきなりどこの誰かも分からない人から「会いたい」と言われても、「はい、会いましょう」とはならんのです。

 

 もう一度DMを見てもらえればわかりますが、この方は自己紹介をしていません。身分を明かしていないのです。このご時世、そういった人に怪しさを感じてしまうのは、当然ではないでしょうか?

 

 もっと言うと、本当に俺と会いたいのであれば、出会う事による利益を提示すべきなのです。この方に会う事で、どれくらいの時間を割かなければならないのかわかりませんが(そこを明記してないのも、俺が会いたいと思えない一因)、その時間分の等価交換が必要になります。待ち合わせ場所への交通費だってかかる。

 

 あまつさえ、リモート○○が広まってる昨今、友達同士でも直接会う事を避けるコロナ禍で、見知らぬ人とわざわざ出会うっていうのは、ちゃんちゃら可笑しい訳です。

 

 コロナ以前の記事を引っ張り出してきて、「読者に会いたいって言ってたんだし会いましょうよ」って言われても、「いやその記事を書いた時代背景がありますやん」って話。大人しく自粛してろよ。

 

 若干ムカついた俺の、返事がコチラ。

 

f:id:juliajewelkali:20210710080523j:image

 

 「思ってまして」で終わってるので、「思ってるから何?」という疑問が残る。全体的に日本語がおかしい。俺の名前はビッグボーイなのにビックボーイっていう誤字も気になるし。

 

 んで、質問に質問で返されて、さらにイラつく。大人気ないけど。

 

f:id:juliajewelkali:20210710080528j:image

 

 最後には、「叶えさせてあげたい」という謎の上から目線で余計に腹が立ち、ブロックして会話は終了。俺がわざわざこいつの夢を叶える動機も無いし。

 

 彼女にDMを見せたら「気持ちが先走っちゃったんだろうねー」と慮り、「この返事は子供っぽい」と叱られる。

 

 あと、本当に俺の記事を読んでるならば、俺が彼女との時間を優先している事もわかる筈。恋人を大切にしている俺が、なんで彼女との時間を割いてまで、お前と会わなきゃいけないの?って話。

 

 もし本当に誰かと会いたいのであれば、会う事による利益をちゃんと明記しないと、相手は時間を割いてくれない。特に働いている人ならば、「そんな暇あるなら仕事したり勉強した方が良くね?」とか考える人もいる。俺なんかがそう。こうやってブログ書いてる方がマシ。

 

 会ってどうなるの?

 

 それも自分から言って、相手との会話を必要最低限にすべき。「向こうはどうやったら会ってくれるだろう?」って考える。俺ならそうするかな。

 

 憧れてる人に会えると良いね。

 

 現場からは以上でーす❕

 

映画『キャラクター』観てきたのでネタバレ有り考察

 

オリジナリティへのアンチテーゼと、リアリティの追求

 

 

 Fukaseカッコ良すぎて草

 

 

 どうも皆さんこんにちは。

 

 バイトのギャルにこの映画観たって報告したら、「Fukaseに似てますよね」って言われてちょっと嬉しかった、お世辞を理解してない系ブロガー、ビッグボーイです❕(彼女に怒られる〜😱)

 

 さて、この映画で俳優業に初めて手を出したFukaseですが、その演技がとても素晴らしくて感動しました。適役とは正にこの事です。

 

 

 この映画を見てもらえればわかるんですが、ボソボソとした発声を全ての役者さんがしていて、全体的にセリフの声が小さく、聞き取りにくい所すらあります。

 

 冒頭、菅田将暉演じる山城が、描いた漫画を持ち込む際、出版社に「リアリティが無い」と一蹴される場面があります。これは話の中で重要になってくる点ですが、これを始めに持ってくる辺り、「この映画はリアリティを重視します」と観客に宣言しているようなものです。なので、視聴者に解説する為のセリフも用意されていません。流れの説明は必要最低限。一瞬映る新聞の切り抜きや、何気ないセリフから汲み取って、「そういう事だったのか!?」と考えながら鑑賞します。

 

 こういう考察の余地を残した作品は大好きなので、自分のなりの考えを記事にしようと思いました。

 

 その前に、この映画の、作品としての素晴らしさ。

 

 物語が面白いのは勿論の事、映像が綺麗。照明の使い方、色使い。俺は素人だから詳しく語れないけど、そんな奴が見ても伝わる美しさ。

 

 セブンと羊たちの沈黙踊る大捜査線冷たい熱帯魚、花束みたいな恋をした、など、要所要所に著名な映画からの影響らしきものを感じた。また、Fukase演じる両角。ピンク髪の殺人鬼。部屋に異様な絵が描かれていたりするんだけど、そういうキャラクターの描き方は蜷川実花っぽいなって感じた。

 

 

 この映画は『実際に起きた殺人を元に漫画を描いたら、さらにそれを模倣殺人する事件が起きた』って話。パクリのパクリ。

 

 つまり、『オリジナリティとは何ぞや?』ってのを観客に考えさせる作品。

 

 人は誰しも、今まで歩んできた人生の中で、様々なものに影響を受けて生きている。パクリパクられ、そこからまた新しいものが生まれる。例えば、筆者は幾多数多のパクリで出来てるけど、俺が唯一無二である事は火を見るより明らか。

 

 この映画の宣伝で『オリジナルストーリー』という文言が使われてるけど、所々は、意識してるしてないは別にして、何かしら、作品の影響は受けてる。

 

 本当の意味で、オリジナリティというのは、何なんだろうか?

 

"キャラクター"はどこにあるのか? 感染する殺人衝動

 

 終盤、山城が両角を刺す場面。実は、あそこで初めて山城が笑ったんですよ。菅田将暉の笑顔が見れるのは、ここだけ。

 

 笑いながら刺す。彼女を守る為ではなく、人を殺すのが楽しいからやっている。その様は、冒頭で描かれた『優しい山城』ではなくなっている。

 

 

 この映画、題名の『キャラクター』が主題となりセリフで多用される。

 

 キャラクターが描けない、善人な山城。キャラクターが無い、悪人な両角。

 

 相反する2人だけど、山城が『幸せな家庭』のスケッチをする際に選んだ家は、両角が選んだ家と同じだった。この時点で、2人の感性が同一である事を表している。

 

 両角が山城に対して、「先生は殺人を楽しんでいる。僕と何が違うの?」的な趣旨を言う。

 

 第1話は、目撃してしまった事件を元にしてるけど、2話からは全部創作な訳で、さらにそれがリアリティを持つから出版社にも受け入れられた。

 

 冒頭の場面、山城は「あいつは優しいから悪人が描けない」的な陰口を言われる場面がある。しかし、両角と出会った事で、内に秘めた猟奇が発現した。山城は変わったんじゃない。隠してた。その事は、主題歌の歌詞からも考察出来る。

 

 

 山城は両角ありきの存在になり、両角もまた、山城がいないと生きていけない。『キャラクター』が崩壊する。共依存というか、共同制作として、1つのキャラクターを形成していた。その人格は両角であり、山城でもあったし、辺見でもある。

 

 両角が殺人を起こしたキッカケは辺見であると、終盤で明かされる。その辺見も後に両角のファンになって、ここでもパクリパクられの共依存が生まれてるのが面白い。

 

 また、『辺見は両角修一だったのではないか?』という説もある。

 

 両角の家へ行くと、「足が悪くなってから変わった」と母が清田達に話した場面がある。

 

 清田を辺見が滅多刺しにした時、足を引きずりながら辺見は去って行った。『辺見はお金欲しさに戸籍を両角(Fukase)に売った』と考えられる。

 

 その辺見は、なぜ殺人を犯したのか。

 

 「覚えていない」

 

 そう、この映画は『オリジナル』というものが登場しない。

 

 そりゃそうだ。皆、何かしらの影響を受けて生きてるけど、いちいち何がこれとか覚えていない。オリジナルなんて無い。それが、この映画の答え。

 

 

 

遺書は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。