刺激中毒

今日が命日でもいいように、過去を悔やまず、未来を恐れず、現在を生きる。

中田敦彦さんの『労働2.0』を読みました

お題「好きな作家」

 

チャオ!

 

あっちゃんよりカッコイイのはこの俺だ

 

ビッグボーイですううう!!!!!

 

 「職場への不満を並べている人に会社を変える事は出来ない」という刺激的な内容から始まるこの本。事実、ブラック企業社畜などという言葉が散見されるようになった現代、日本の労働環境が劣悪なのは明白であり、この現状を脱する事の出来るノウハウが記された、有意義な一冊でした。

 

 中田さんは著書の中で労働2.0の定義をこう説明しています。

 

一つの職種、会社、一つの場所にとらわれないこと。

 

一つの場に「雇われる」だけでなく、「雇う」視点も取り入れ、随時変化と進化をしながら「やりたいこと」を実現させて、食べていくこと。*1

 

 会社の歯車として生きるか、経営者として人を集めるのか。

 

 中田さんはこの2択に優劣があると主張したい訳ではないと思います。ただ、「サラリーマンとして誰かの言いなりになるだけの人生でいいのか?」と問われているように感じました。それは会社員を劣等と言っているのではなく、自分の夢や目標を押し殺して生きている人を鼓舞するものです。

 

 現に、資本主義社会にとって会社員も経営者も無くてはならない存在なので、どちらも否定されるべき存在ではないでしょう。ただ、『学校を出たら就職するのが当たり前』みたいに教える学校教育を否定する文脈はありました。だからなのか、「会社勤めをしながら起業しろ」という件もあるほど。

 

 

 中田さんはこの本で読者に対し、自己実現へ向かって突き進んでほしいと主張しているのではないか?

 

 読了後にそう思いました。終始とにかく「とにかくやってみろ」という主旨が多く、その理由は中田さんの信念が『Just Do It.』だからだそうです。

 

 行動を起こすよう促すと、出来ない理由を並べる人が多いと著書の中で語られていますが、それを「生ぬるい言い訳」と一刀両断しています。

 

"Just Do It." の精神でとにかく続けていれば、自分自身でさえ想像しなかった場所に行けるのだ、と実感します*2

 

 行動に起こさない限り、絶対に夢や目標は成功しません。しかし、ただ闇雲に実行してみろと言っているのではなく、中田さんの実体験に基づく仕事術のノウハウが詰まっているので、それを参考にしながら実践に移りたいと思います。

 

 この本は、日本へ新たな働き方を提唱します。今の仕事に思い悩んでいるアナタへオススメの一冊。

 

 

労働2.0 やりたいことして、食べていく

労働2.0 やりたいことして、食べていく

 

 

*1:労働2.0 P5~6

*2:労働2.0 P137

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