チャオ!
どちらかと言えばヤフー派
ビッグボーイですううう!!!!!
Google創業者の素顔
ラリー・ペイジって聞き馴染みのある日本人いますか?
グーグルを作った人です。つまり、世界へ影響力を及ぼす偉人なのに、あんまり認知されていないんです。
という事で、まずは生い立ちから話します。
父親は人工知能の教授、母親はプログラミングの教師
IT関係の仕事をする運命を背負った子供だね
そのような環境にあったからか、6歳からコンピュータを打ち始め、*1絵本を読みながらそれを文章化していたそうです。
小学生になると、宿題の答案をパソコンで書き、それをプリントアウトして提出。なかなかの不思議ちゃん。
12歳。彼はニコラ・テスラの伝記を読んで、その恵まれない人生に涙したそうです。そして、こう思った。
「アイデアだけあっても駄目なんだ。それが世界中に届いて初めて意味を成す」
小6の発言とは思えんな
その時に受けた感銘が、後にグーグルを開発する原動力となったのでしょう。
そして彼はスタンフォード大学に入り、セルゲイ・ブインと出逢う。この人物が、後にグーグルの共同創業者になります。
25歳。グーグルを設立しました。この時1998年なので、俺が生まれた年です。
俺が「オギャア!オギャア!」言うてる時に、この2人は世界を変える発明をしていたんですね
そしてここから、世の中を変える会社が動き出すのです。
Google設立
名前の由来はgoogol(10の100乗)からきており、それほど膨大な情報を網羅する検索エンジンにしようという志を表します。
さて、グーグルについて説明する前に、当時の検索エンジンがどのようなものだったかを話しましょう。
従来の検索エンジンは、ある単語を検索した時に、その言葉がどれほどそのページに含まれているかで、検索結果の順位が決まっていました。
しかし、グーグルはそこへイノベーションを起こします。上記のようなやり方をやめ、単語数ではなくリンク数で順位を決める仕組みを導入したのです。
なぜそのような事をしたかと言うと、論文から着想を得たから。
論文は、その主張に信憑性を含ませる為、他の論文から引用したりします。そうやって何度も参考にされているという事は、信用信頼の度合いが高い。
このような考え方を、インターネットにも取り込みました。沢山のサイトからリンク先として用いられているという事は、大勢に注目されている事を表します。そのようなサイトが上位にくるべきだ、と考えたんでしょうね。
アフィリエイト戦略
上記のアイデアをグーグルは思いついた訳ですが、それだけでは駄目だと考えました。それはニコラ・テスラの件と同じく、発想が良くても沢山の人に認知されなきゃ意味がない。だから、どうやって広めるかを考えた。
そこで思いついたのが、アフィリエイト。
検索ボックスを様々なサイトに配置できるシステムを開発し、大勢の人に利用してもらう。他のサイトからユーザーが流れてきたら、検索ボックスを置いてくれたサイトへ報酬として金銭を支払う、という仕組み。
これが、他の検索エンジンとの差別化になりました。宣伝費に多額の費用を投資した事で、『検索と言えばグーグル』という認知度を勝ち得たんですね。ネット用語で「ググる」という言葉があるのも、それを表していると思います。
そして、約2年で世界最大の検索エンジンへと成長した訳です。
CEOを辞める
有名な検索エンジンとして認知されるようになると、多額の出資を受けるようになります。額は日本円にして25億。しかし、その当時27歳だったラリー・ペイジ。投資家から「後継人を探しなさい」という条件の元、お金を貰っていました。
確かに、25億というと27歳には抱えきれない金額ですよね
そこで呼ばれたのが、エリック・シュミット。彼と共にグーグルを運営していく事になります。
フレーミアム戦略
次に、Gmailの開発へと着手します。しかし、インターネットでのメールは、既に別の会社がやっていました。だから差別化を図る必要があった。そこで目を付けた弱点が、『一か月前のメールは自動消去される』という点。
なぜそのような事になるかと言うと、データの容量に限りがあるから。そうやって運営する会社がある中、グーグルはGmailに登録した人へ、1GBを無料で提供する事にした。
マーケティングの記事でも説明しましたが、これはフレーミアムと呼ばれる手法。あえて最初は無料でコンテンツを提供する事で、上質なサービスということで信用信頼されやすくなり、他のサービスから顧客が流れてくる。しかも、口コミなどの紹介で利用者の増加が見込めます。良い事尽くしな訳ですね。
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Androidとキーホール買収
この時、ラリー・ペイジは32歳。世界中を見渡せるデジタル地図を提供していた会社、キーホールを買収しました。
キーホールの提供していたコンテンツだと、あくまで上から見ているに過ぎませんでしたが、グーグルはそこに『ストリートビュー』という要素を追加。地球の裏側でも、まるで歩きながら旅しているような感覚になれる。この斬新さが話題になりましたよね。
そして次に、Androidの買収について。この頃からラリー・ペイジはアイデア重視になっていたといいます。もう既に自分の発想を世に広めるプラット・フォームを確立したからでしょうか。
しかも言えば、容易に検索できるスマホも提供する事によって、グーグルはある意味インフラの一つとして、世界中の生活に密着できた。
Youtube買収
YouTubeはサーバ回線コストだけで月間100万ドルに達すると言われていたため、どう収益を上げていくかが注目されていたが、2006年10月9日に16億5000万ドルの株式交換でGoogleの買収に同意した。GoogleによるYouTubeの買収は2006年11月13日に完了した*2
この時33歳。今や世界中でなくてはならない動画サイトとしての地位を確立し、Youtuberという新たな職業まで生み出した。
GoogleCEOへ復帰し、Alphabet CEOに就任。
28歳で退いてから10年後の38歳。ラリー・ペイジはグーグルのCEOへと返り咲いた。もう大人になったって事でしょうか?(笑)
そして42歳になると、Alphabetという会社を設立。グーグルを子会社に持つ企業ですけど、日本では知らない人の方が多いのでは?
この会社の理念は何か、具体的に何を目的として、どのようなビジョンに向かっているのか。
あまり情報が出ていない。なぜか。それはラリー・ペイジの人となりにあります。これについては次の項目で話していきますので、読み進めてください!
ラリー・ペイジとは何者なのか
上記で長々と説明した通り、グーグルは世界すべての情報を網羅するといった、壮大なビジョンがあります。今までは金を払っていた情報も、無料で、しかも数秒で手に入るくらい便利なサイト。
しかし、それを開発した当の本人について、情報があまり散見されていない。彼はいわば秘密主義で、プライベートな事柄はあまり話したがらない人物だそう。
政治家が集まるお堅い会議に徴集されても欠席したり、トランプ大統領から法律違反だと指摘されたって無言を貫いた。
これについて、驚くべきニュースがあるので引用する。
グーグルのラリー・ペイジは公の場から姿を消しつつある。
ペイジのグーグルへの関心は日に日に薄れ、カリブ海にある自身のプライベート・アイランドで多くの時間を過ごしているとブルームバーグは伝えた。*3
しかし彼は今、空飛ぶ車や、宇宙ビジネスを行っているスペースXへ出資するなど*4*5、未来を視ていると思わせる活動は報告されています。
しかし、彼が何を考えているのか。それはググっても出てきません。
ありとあらゆる情報が得られるサイトを作った張本人、ラリー・ペイジについてだけ、謎に包まれています
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*1:ウィキペディアの執筆者,2019,「ラリー・ペイジ」『ウィキペディア日本語版』,(2019年7月12日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%82%B8&oldid=73441064).
*2:ウィキペディアの執筆者,2019,「YouTube」『ウィキペディア日本語版』,(2019年8月13日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=YouTube&oldid=73828489).
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