お婆ちゃんが半身不随になった話

お題「今日の出来事」

 

 

 去年、お婆ちゃんが倒れて、その打ち所が悪かった為に半身不随になりました。そして言語中枢も影響を受け、今ではまともに言葉が喋れません。家に帰る事も出来なくなりました。今は施設に居ますが、保険が利くとはいえ、かなりの金額が必要になります。寂しくないようにほぼ毎日のお見舞いをしているので、友達と遊ぶにも早めに切り上げる必要があります。

 

 僕はブログ名から察してもらえるように、蕎麦職人です。神社で参拝客へ蕎麦を提供しています。いつかは独立し、門前そばを出すのが夢です。でも、上記の通り、今僕の家族たちはお婆ちゃんの為にお金を使っています。かなり苦しい状況です。あまつさえ裕福な家庭ではないので、僕が起業する為の貯金も、お婆ちゃんの為に使おうと思うんです。そうすれば家族の負担も少なくなります。僕が夢を諦めれば家族の心が少しでも楽になるなら、そうすべきだと思いました。

 

 数日前、家族にご飯を奢りました。少し、お金を助けて欲しいと言われました。その時、比叡山で教えてもらった忘己利他という言葉を思い出しました。もっと色んな事を教えてもらいましたが、共通するのは自分より他人を優先しろって事です。その日の事は別の記事に書きましたので、興味ある方は読んでもらえると幸いです。

 

 

juliajewelkali.hatenablog.com

 

 

 世界平和なんて大袈裟な事は出来ないんですけど、身近な家族は助けられると思うんです。だから、僕は起業したい夢を諦めます。それが僕の出来る一隅を照らすだと思います。

 

 僕は去年の時点で自分のお金を使って助けられる事はわかっていました。でも、他の家族がお金を出し合ってお婆ちゃんを助けているので、それに甘えて自分の稼ぎを自分の為に使おうとしていました。そのお婆ちゃんが半身不随になった日というのも、僕が今の店で修業し始めてから1ヶ月も立っていない頃です。だから、自分の夢ばかり考えていました。今思うと、かなり幼稚です。

 

 僕は16歳の頃から蕎麦の修行をはじめて、今ではありがたい事に沢山の方から応援の言葉を頂きます。その方々には悪いんですけど、僕は蕎麦屋をしないという選択をします。

 

 今まで悩んでいましたが、今日、それを確定させました。仕事中もちょっと落ち込んでいる節があったので師匠から「ちゃんと返事が出来てないぞ」と叱られました。僕が今でも少し考えているのは、この事を師匠にどう伝えるかという点です。

 

 師匠のお母さんとは家族ぐるみの付き合いで、僕の夢を聞いて「よかったら店を手伝いにくるか?」と言ってくださいました。今の僕があるのも、この方もおかげです。そして、師匠のお母さんも今年、半身不随になられました。僕同様、師匠も落ち込んでいらっしゃいます。でも、師匠は店を休むことなく、むしろ繁盛させているくらいです。今日も、僕の将来を応援する言葉をかけてくださいました。師匠は僕がいつか店をすると思っています。ですが、去年から独立せずお婆ちゃんに貯金を使う道を考えていました。僕は師匠を騙し続けています。でも、ちゃんとこの事は伝えるべきだと思いました。

 

 明日は休みなので、明後日になったら本当の事を言いに行こうと思います。

 

 

 

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