梵我一如とは、自分と世界の根源は同じであると悟る事で涅槃に達しようとする思想です。
とあるニヒリストのブログには、下記のような記述があります。
人生とは
その人の考えや思い込み次第で
どのようにも解釈可能なものであり
だからこそ
思い込みの産物に過ぎないものであり
だからこそ
人生とはひとときの幻想、夢まぼろしであり
だからこそ
特に意味のないものである*1
まさにその通りだと思います。独我論者が言うように、確実に存在すると言えるのは自分自身だけであり、世界は夢幻に過ぎないのです。
世界が夢なら、自分は肉体ではありません。世界の中にある体も幻に過ぎないからです。体ありきで存在する心も同様です。
もっと言えば、自分とは世界の観察者であって、行為者ではありません。夢の中で何かしたつもりでも、本当はただ見ているだけだからです。
インド人は、この観察者を真我と呼びました。万物の根源は真我です。本当は何も生まれておらず、滅びる事もありません。ただ、真我だけが在るのです。
これが、梵我一如です。
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