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『クロユリ団地』を観た

映画の感想
↑なんでブルーレイがないねん!

お題「何回も見た映画」

 

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13年前から謎の死が続いているクロユリ団地に、そうとは知らずに家族と一緒に引っ越してきた若い女・明日香は介護士を目指している。隣の部屋から響く不気味な音に悩まされる。公園で出会ったミノルは本当のおじいちゃんじゃない人と一緒に暮らしているという。


ある日、5時半に目覚ましの音がけたたましく鳴り続いているのを不審に思った明日香が隣室を訪ねると、老人が独りきりで死んでいるのを見つける。家族は明日香の話を信じてくれない。警察は心臓発作で亡くなったという。明日香は老人の死を防げなかった自責の念と、その日から次々と彼女を襲うおぞましい出来事に神経をすり減らす。老人が何か伝えようとしているのではないかと考えた明日香は、隣室の遺品整理に来た特殊清掃員の笹原の力を借りて手がかりを借りながら、老人が伝えようとしていた事実を探る。


明日香はアパートに家族がいないことに気づくが、その頃、笹原は家族が十数年前に事故で亡くなって伯父夫婦が明日香の面倒を見ていたことを知る。ミノルが遊びにきて「家族になってあげる」という。笹原の恋人ひとみは事故で植物人間状態になっている。笹原は引っ越した方がいいといい、正体が分かったミノルも部屋に入れるなという。霊媒師が祓いの式を執り行う。家族になって入ってこようとするミノルを追いやると、今度はひとみの声がして笹原が開けるとミノルが入ってくる。ミノルと一緒に笹原は焼却場に。しばらくして、明日香は何度も伯父夫婦に「お父さんとお母さんは?」という。*1

 

 仄暗い水の底からの監督という事で、期待して観た。その映画は心地悪い雰囲気と余韻を残すほど落ち込ませる筋書が良かった。まさにジャパニーズホラー。

 この映画でそういう展開があったのは中盤まで。終盤、ミノルが笹原に触れず吹き飛ばしたり、床に黒い穴を開けてそこへ引きずりこんだかと思ったら焼却場に移動していて、そこで笹原を焼殺した。何これ。霊能力? こういうのを期待して観た訳じゃない。

 

  そもそもミノルが怨霊になったのは、かくれんぼをしている最中、公園のゴミ箱へ入ったのに誰も察してくれなくて焼却場で死んだから。なんでこの過去に設定したんだろう?

 ミノルは、二宮が来るまでは老人と遊んでいたけど、二宮が引っ越してきてからミノルによって殺されている。心臓麻痺。なぜ死ななければならなかったのかよくわからない。

 「遊んでほしい。邪魔する奴は殺す」という理屈で行動している。だからミノルに近付かせないようにしていた笹原や霊能力者は殺された。でも、老人がそういう事した描写あったっけ?

 

 ミノルが幽霊になった経緯は受け入れるとしても、だからといって殺人まで犯すほど暴力的な性格に変貌する意味が解らない。生前に遊んでいる場面では、無邪気な少年に思えたから。

 

 映画自体はつまらなかったけど、前田敦子の演技は素晴らしかった。

 家族と旅行に出かけた時に事故に遭い、自分だけが生き残った過去を受け入れられずにいる。か細く呟くような台詞、トラウマから笑えなくなっている表情。自分の事を攻め続けている二宮の心境をうまく演じきったと思う。特に、怨霊とわかっていながらミノルだけが唯一の友達だからと遊ぶ場面。

 物語自体はイマイチだけど、前田敦子の芝居をみる為に観てほしい。

 

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