邦画の中で一番好き 『ヒメアノ~ル』

 
 
 
 

お題「何回も見た映画」

 

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 岡田進は清掃会社で働きながらも、漫然と過ぎていく時間に不安と孤独を募らせていた。そんな中、岡田は同じ清掃会社で働く、更に冴えない先輩の安藤勇次とひょんなことから仲良くなる。
安藤はコーヒーショップ店員の阿部ユカに恋をするようになっており、岡田は止めたが安藤の恋心は止まらず、岡田は安藤の恋の手助けをする中で皮肉なことにユカに告白され、付き合うことになってしまう。多少のトラブルはありつつも岡田たちの日常はぐだぐだと過ぎてゆく。
しかし岡田たちの恋愛劇の裏では凄惨な殺人劇が起きていた。岡田の元同級生で酷いいじめを受けていた森田正一は突発的で理不尽な殺人を行いながらユカに目をつけつけまわすようになり、徐々に岡田たちの日常を侵食し始める。*1

 

 完璧だった。邦画の中で一番良いと思う。

 

 予告編の冒頭にある通り、この映画の始まりは三角関係に笑いを交えた恋愛映画に思える。でも、岡田とユカが自宅でセックスをする場面から様子が変わるのだ。家の前で喘ぎ声を聞く森田の様子が映る。森田が殺害を決意し自宅へ凶器を取りに帰る所で題名が流れる。

 『HIMEANOLE』

 ここからサスペンス映画としての、ヒメアノ~ルが始まるのだ。

 

www.himeanole-movie.com

 

 題名の意味が解らないのでググったが、公式サイトに造語と書いてある。捕食される弱者を意味するそうだが、そのヒメアノ~ルとは誰の事だろう?

 また、森田が歩いている場面では出演者の名前も流れているんだけど、皆ローマ字表記で、しかも大文字。なのに『森田剛』だけ『MORITA Go』

 歩いている場面でこの字幕にしているというから考えて、この『MORITA』は、剛君の事じゃなくて『森田正一』の事だと思う。

 あと、映画の正しい題名は『ヒメアノ~ル』だよね。なんで字幕は英語にしたんだろう。ここだけが謎だったんだけど、評価している人のブログを読んでいたら面白い考察があったので参考にする。これは別の記事で考察する。

 最後に、解決した謎だけど、なんで伸ばし棒が真っ直ぐじゃなくて曲線なの? ロゴを見る限り、トカゲを表しているだね(笑)

 

 さて、内容を思い出しながら感想を書くので、台詞の表現が所々間違っているかもしれません。

 

 二人で清掃の仕事をする岡田と安藤。休憩中に岡田が「毎日が退屈」という趣旨を言うと、安藤が「不満のない人なんていない。みんな、不満を動力に生きている」と言います。続けて、「俺は毎日恋をしている」

 場面が変わり珈琲店にて、安藤が「あの子だ」とユカの存在を岡田に伝えます。ユカをみた岡田は「無理です。人間として違いすぎます!」と言いますが、安藤は諦めていない様子。安藤は話を変えました。「あの金髪、いつもユカちゃんの事ジロジロみてやがる」

 岡田がその金髪に視線を移すと、同級生の森田だと伝える。安藤に「知り合いか?」と問われると「あんまり喋った事ない」と返す。

 なぜか根拠もなくストーカーだと決めつけた安藤は、ユカから離れるように岡田へ頼む。

 安藤に仕事の尻拭いをしてもらっている岡田は、断りきれず森田へ話に行く。「雰囲気変わったね」などと会話した後、「よく来るの?」

 森田は答えた。「はじめて」

 

 岡田が言われた通り珈琲店で張り込みをしていると、ユカに「前来ていたお客さんですね」と話しかけられる。事情を説明すると、ストーカーの被害に遭っている事を伝えられます。さらに、郵便物を抜き取られたり無言電話をされているとも言います。それが森田だというのです。確証はないと岡田は言いますが、家の周りをうろついているのを見たと伝えられ、2人はユカをストーカーである森田から守る事にします。

 岡田が警察に通報する事を勧めますが、ユカは過去に相談した事があると言い、「実害がないと動けない」と言われ、どうしようもなかった事を知ります。

 

 安藤が積極的にユカを食事に誘い、岡田、安藤、ユカ、ユカの友達と居酒屋に行く場面があります。そこでユカが安藤に行為を抱かれている事を知ります。

 

 その後、岡田と森田は居酒屋で会う。ここでの会話、はじめに「上京してたんだ~」と言っていた記憶があります。

 そこで「こないだ一緒に来ていた先輩がユカに惚れている」など伝えると「いつも来てるあいつ、気持ち悪いと思ってたんだよ」

 「はじめてだって言ってたじゃん」と岡田が言うと森田は「言ってないよ」と即答します。騙す事に抵抗がない、考える間もなく嘘をつく森田の狂人さを感じました。

 あと、岡田の発言は忘れましたが、森田の返事が異様でした。「俺もお前も人生終わってんだよ。底辺から抜け出す事は出来ないんだよ」

 

 明るくなった頃、森田はパチンコ屋にいました。店を出ると、同級生の和草に電話をし、「今月分が振り込まれていない」と言います。和草は金に余裕が無いので、婚約者に会社の金を横領するように頼みます。

 婚約者は「なんで逮捕される危険を負ってまで森田って人に何度も金を払わないといけないの?」と言います。「お父さんはこれくらいじゃ警察に言わないだろ、良いからやってくれ」と返します。

 恐らく、婚約者の父親が経営する会社にコネで入社したか、社長の娘と会社で知り合ったのだと思います。そこらへんは描かれていません。

 

 場面は変わって、張り込み中の岡田。そこへユカが現れます。

 「彼氏いるの? いたら安藤さんも諦めるかもしれない」

 「いません」

 「好きな人は?」

 「います」

 「安藤さん?」

 「違います」

 「好きになったりは」

 「しません――私が好きなのは岡田さんだからです。一目惚れって奴」

 この会話を安藤に盗み聞きされていました。ユカの発言に衝撃を受けた安藤は叫びながらその場を去り、ユカはその叫び声に驚いて逃げ出してしまいます。これを機に、安藤は会社を無断欠勤します。

 

 後日、岡田は上司に頼まれて安藤の家へ様子を見に行きます。

 「ユカちゃんと岡田君が結ばれるなら、それで良い」などと強がりを言いますが、岡田はここで「キッパリ断った」と嘘をつきます。

 「それは良かった。もし付き合ったら岡田君をチェーンソーでバラバラにしてトイレに流してやる所だった」

 安藤の家には、本当にチェーンソーがあるのを岡田は見てしまいます。

 

 夜、岡田とユカはファミレスで会います。安藤が2人の関係を許していないようなので付き合う事は出来ないと伝えますが、ユカは「バレなきゃいいんでしょ」などと言い、岡田はそれに同意して付き合いをはじめます。

 ユカは、草食系男子である岡田にはお似合いの、『純粋な女の子』に思えました。

 

 そして2人は性行為をする訳ですが、行為の後、経験人数は何人かとユカに問います。「10人以上」と答えが返ってくると、少し落ち込んでいる様子でした。さらに「初体験はいつ?」という質問には「14歳」と返ってきて、さらにイジけてしまいます。

 

 そんな様子を、森田は家の前で聞いていたのです。おどろおどろしいテロップで題名が画面に映ります。ここから、森田の猟奇さを次々と見せられるのです。

 家で凶器を探しながら和草に電話します。「同級生に岡田って奴いたろ、そいつ殺すから手伝ってくれ」

 

 場面は変わって和草が会社の金庫を開けて何かを探しています。金は渡すから殺人はしないと言いたかったのかもしれません。そこを、婚約者に見られてしまいます。

 「何してるの? また森田って人? なんでそんなにお金が必要なの? 理由を言わないなら別れるって言ったよね」

 「別れるのは嫌だ――」

 そこから、和草は金をせびられている理由を話します。

 

 森田と和草は、過去に河島という人物と、その取り巻きから虐めを受けていました。ですが、卒業式の1週間前になって、森田は河島の殺害を決意し、実行します。山へ埋める前に、和草に電話がかかってきました。「河島を捕まえた」

 来るように言われた和草が言われた山へ行くと、手足を縛られ口や手にガムテープを貼られた河島が居たのです。そいつに向かって何度もバットを振る森田。さらに和草も殴るように勧めます。「今までされてきた事を思い出しながらやるんだ」

 そう言われると、猟奇的な森田に怯えていた和草ですが、人殺しに加担してしまったのです。

 和草が殴り終えると、死体を埋める穴を掘らされます。ふと森田を見ると、河島の死体を見ながらオナニーをしているのです。それを見て、森田のキチガイさを感じている表情が画面に映ります。

 

 その殺人を機に森田の性格が変わり、母親へも暴力を振るうようになったと話します。それに恐怖を感じた和草は、金を要求されると大人しく払うしかなかったのです。

 

 場面が変わり警察署。「本当に自主するの?」と婚約者は話します。和草が車を降りようとした時、婚約者に腕を掴まれ「森田を殺そう」と言われます。

 そして、2人は東京へ向かうのです。鈍器で襲い掛かる和草ですが、「縄を出せ!」と言われても、婚約者は手がもたついて、なかなか渡せません。その隙に森田に鋭利な破片らしき物で首を刺され、体を打ち揚げられた魚の様に揺らしながら死にました。次に、和草から鈍器を奪って婚約者を殴ります。この場面、岡田とユカの性行為と交互に映しているのは突飛な演出で良いと思う。これは人殺しに性的興奮を感じている事を表しているのかな。

 婚約者は失禁しながら死んでいく様は惨たらしかった。最後に、2人へガソリンをかけて燃やします。

 

 飲食店で自分の犯した殺人事件の報道を観ながら飯を食う森田。上の階まで炎が広がったので死者は5人だと知る。その後、駅で看板を蹴り続けていると通りすがりの女性に笑われる。その女が帰宅し、ドアが閉まる所で森田が侵入。女へ襲い掛かるも、生理中だと知り、ナプキンに付いた血を見て興ざめ。

 

 場面が変わりパチンコ屋。大当たりしている森田を見て、隣にいたオジサンが笑いながら話しかける。それに笑いかえす森田。店を出ると不良の男性2人にカツアゲをされるがカッターナイフで脅す。それを挑発と受け取った不良に襲い掛かられる所で場面が切り替わります。

 

 森田は顔に痣を負って街中を歩いている。彼が向かったのはユカの住むアパート。ドアを蹴り続けるも隣人に注意されてその場を立ち去る。

 

 ユカは岡田の家に泊まっていた。ピンクローターを使ってみたいと頼むも、「そういう趣味あったんだ」と引かれる。

 「使った事ないの?」

 「元彼とはあるけど無理だよ~」

 

 森田は漫画喫茶のレジにいた。

 「ナイトコースで」

 「1900円です」

 持っている小銭では足りず「やっぱり3時間コースで」

 

 眠る森田は、虐められていた過去を思い出す。背中に的を描かれエアガンで撃たれていたり、犬の糞を食べさせられていた事。その時、隣に和草も居た。

 目を醒ましても、まだ森田には河島の声が聞こえていた。自分の耳を叩き続ける。

 

 場面が変わってユカが自宅に帰る所。ドアに靴の跡がついているのを見て凍りつき、岡田はユカを匿うと決意する。

 

 数時間後、仕事の休憩中に安藤が岡田へ、「ユカちゃんへ告白する」と言う。岡田はユカと付き合っていると明かし、安藤は怒った。「今まで騙していたのか! 絶交だ!」

 

 夜。ある会社員の男性が帰宅。リビングでカレーを食べている森田を発見する。森田は無言で台所へ向かっている時、男性は倒れている自分の妻を発見する。血の付いた衣服は乱れており、強姦にあった後、刺殺されたと考えられる。

 それを見て逃げ出そうとする男性の背中を、包丁で深く差す森田。弱った男性の背中に、包丁の先だけを何度も刺して、苦しみながら殺した。その後、何事も無かったかのようにカレーを食べだす。

 この場面は長回しだったので、ためらいもなく人を殺しているのを、まるでその場にいるかの如く見せられる。ものすごく心地の悪い演出だった。

 

 森田は、そのまま被害者の家で寝ていた。そこに警察が現れる。ズボンのパンツの間に包丁を挟み、応対する。

 

 警察は1人だったけど、巡回に来る時は2人だって聞いた事ある。でも、僕の家に警察が巡回に来た時は1人だったので、この演出は間違っていない。本当かどうか知らないけど、警察にそういう規則があったとして、必ずしも警察全員が守る訳じゃないという事だろう。『警察は立派』なんてステレオタイプな描き方ではないのだ。

 

 森田は、「弟で、兄は病院にいる」などと言い張るも、病院の名前が言えない様子を不審がられ自宅を捜索される。その際、肉片を見られたので包丁を持って襲い掛かった。でも、他の被害者とは違って、警察は抵抗する。この演出も良かった。だって、警察はこういう人を相手に出来る訓練を受けているんだし、そう簡単には殺されないと思うんだ。でも、殺されるけど。ちょっと疑問だったのが、制服の上から刺していた所。

 警察って、防弾チョッキか何か着てるんじゃなかったっけ? 刃物で貫通するのかな? 首とか顔を指す演出だとR18になるから抑えたのかな。

 それはさておき、森田は警察から拳銃を盗んだ。街へ出ると、「死ね」、「殺せ」と幻聴が森田を煽る。

 珈琲店に行くも前日に辞めていた。アパートへ向かってドアを蹴ると隣人が出てきたので発砲した。頬をかすめただけだが、森田は「あれ? ちゃんと頭狙ったのになあ」

 ここも良かった。他の映画じゃ、素人でも簡単に銃を使えてるけど、そんな都合の良い話は現実味がないよね。

 話、戻します。隣人の部屋で男を縛り、ユカの居場所を言わないと殺すと脅します。男は知らないと言うので頬を撃たれ、それでも知らないというのでデコを撃ち抜かれます。

 

 その頃、岡田は警察署に居ました。森田が連続殺人犯で、和草も殺されたと知らされます。

 

 場面が変わって、安藤は森田を発見します。森田は、安藤の怒る様子を無視して人気のない所へ歩いて行き、安藤はそれについて行きながらも話しかけます。完全に二人っきりになった所で、森田が安藤へ口を開きます。

 「岡田って奴の居場所知ってる?」

 「なんで?」

 「殺そうと思ってさ」

 森田はリュックサックの中に手を突っ込んで何かを探している様子。

 「お前やっぱり頭おかしいな」

 「そうだよ」

 森田は安藤の股間に向かって発砲。うずくまった所で背中撃たれました。そして入院し、待合室には岡田とユカが居ました。そこで、岡田はユカに「森田君は僕に怒っているからこんな事をしているんだ」と、森田を虐めていた過去を自白し始めます。

 

 高校生の入学当初、性格や趣味の似ている2人は意気投合。友達になりますが、河島の虐めで森田は不登校になった。しかし、河島は虐める相手がいないとつまらないと言い、岡田へ森田を連れてくるよう言います。その時、岡田は森田へ「虐めの事を謝りたいって言ってるよ」と嘘をついたのです。それを信じた森田は学校へ来るのですが、そこで待っているのは登校拒否の前と同じ現実でした。

 女子生徒数人の前でオナニーをさせられる森田。それを笑う河島と、その取り巻き。そこに、岡田も居ました。

 「あいつ、頭おかしいよな」と河島に言われると、岡田は「う、うん。そうだね」と返します。言い終わった時、岡田と森田は目が合いました。その目を岡田は「あの目が忘れられない。人間の目じゃなかった」と言っています。その時判ったのですが、過去を振り返る場面は常に後ろからか、引きで撮っていました。目は映っていなかったのです。初めて黒髪の森田が目を見せた時、真面と表現出来る物ではありませんでした。その強烈さを思わせる演出も凄い。

 あと僕はこの場面で森田に同情してしまうのと同時に、岡田の薄情さに呆れました。

 この後、安藤が目を醒まし、「絶交なんて言ってごめん。俺達、親友だよね?」と言われて岡田は頷きます。ユカちゃんは「私のせいでごめんね」と涙を流しました。ここでは、まるで森田が恋愛や友情を乱す人物みたいな演出ですが、よく考えると違います。

 なぜなら冒頭で安藤に「あんまり喋ったことない」と言っていたのは全くの嘘だからです。彼は森田みたいな奴と友達だと思われたくないから嘘をついたのでしょう。友情を確かめる安藤への問いに頷いたのも嘘くさいです。また、岡田には虐めに加担していた罪悪感なんてなかったのです。だから珈琲店で馴れ馴れしく話しかけられた。安藤が殺されかけた事で、ようやく思いだした程度なのでしょう。

 

 その頃、森田は弾の無くなった銃を川へ捨てています。

 

 場面が変わって、1人で帰宅するユカ。一緒に着いてあげない岡田に、またもや薄情さを感じてしまいます。

 ドアが閉まりかけた時、また途中で森田が現れるんでしょ!と思ったのですが、意外とすんなり閉まります。戸棚に調味料をしまう数秒、「なんだこの時間?」と思ったのですが、よくみると髪が揺れています。ユカが顔を上げると、窓の錠前近くだけガラスが割られているのです。前を見ると、そこにはユカを見つめる森田。ホラー映画かよ!

 

 場面が変わって岡田の帰宅途中、母親が森田に騙され現住所を伝えた事を知る。警察に通報しながら急いで家へ帰る。

 その頃、森田はユカの衣類を強引に剥ぎ取っていた。抵抗するユカに「殺してから犯しても良いんだよ」

 それでも抵抗するので顔面を殴る。その時、上着が顔に覆いかぶさっている状態。血が滲んでいるので鼻血が出ているのが判る。それでも森田から逃げようとしている。

 森田がパンツを脱いだ時、岡田が帰ってきた。「こんな事やめろ」

 「どうせ死刑になるのはわかってるんだ。お前を殺したらやめてやるよ」

  そこで殴り合う場面になる。その際、岡田がローターの紐で森田の首を絞めた。正直、「その発想は無かった!」と思った。

 それでも岡田を振り払う森田の強さ。

 「虐めた事を怒ってるんだよね? 謝るよ」

 「・・・お前いたっけ?」

 「覚えてない?」

 パトカーのサイレンが鳴り響く。岡田は森田に襲い掛かり、窓から転落する。そこで警察2人が到着するも、森田は岡田の首へ包丁を突きつけ、「近付いたら殺す」と警察を脅した。右足を引きずりながら路肩に停めてある車に岡田を乗せ、運転手を何度も刺し、道路へ捨てた。さらに車で警察を撥ねてから進むんだけど、画面の端で運転手の頭を踏み潰しているのが細かい演出で良いと思った。でも、このまま車でどこに行くのかが解からない。岡田を殺すのが目的なら、警察が来た時に刺殺したら終わりのはずだ。

 謎を残したまま車は進む。目の前に散歩中の白い犬が現れる。動物好きの僕としては「殺さないでくれ~」と思ったのですが、思い通り、森田は犬を避けて電柱にぶつかります。

 ハンドルに頭をぶつけ血だらけ。死んだかと思った森田ですが、顔を上げて後ろを振り返ると、笑顔で、そして子供みたいな声でこう言ったのです。

 「岡田君、来てたんだ。借りてたゲーム返さなきゃ」、「お母さん、麦茶2つ持ってきて~」

 警察が到着し、森田は連行される。完全にちぎれた右足が映されるが、森田に痛がっている様子はなく、笑顔で「またいつでも遊びに来てよ」

 瞼を閉じて倒れる岡田を映しながら、過去へ場面転換する。

 

 日差しの強い日。制服姿でテレビゲームをする後ろ姿。森田と岡田だ。森田が「お母さん! 麦茶持ってきて~!」と言った後、森田の家で飼われいる白い犬が映され、エンドロール。

 

 考察を書きたいんだけど更に長文だから別の記事でやります。

 

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