【追記】「どうせ死ぬのになぜ生きるの?」に対するお坊さんの答え。

 

 

 興味深い質疑応答を見つけた。

 

hasunoha.jp

 

 質問

 タイトルにあるような質問を、自殺志願者の男性に言われて答える事が出来ませんでした。彼は、彼女と一緒に死ぬと言ったまま音信不通になりました。あれから、彼に言われた問いが、私の中に残っています。お坊さんだったら何と答えますか?*1

 

 お坊さんの答え

どうせ生まれ変わるのに、なぜ死ぬのですか?*2

 

 さすがお坊さんだなって思った。他のお坊さんは自殺志願者へ輪廻転生を説いたり、仏教を勧める事を勧めたりしているけど、この答えは一行だけ。僕はこの文章から下記のように受け取った。

 

 自殺したら地獄に落ちる事になる。そこで長い年月を痛み苦しんだ後、いつかは人になる。また一切皆苦の世界を生きなければならないのである。さぞかし嫌な事があっただろうけど、その逃げ道は自殺にあるのではない。悟りにあるのだと説く。どうせ死ぬなら仏教を学んでからでも遅くはない。そこに救いの道があるかもしれないから。

 

等活地獄

想地獄の別名を持つ。いたずらに生き物の命を断つ者がこの地獄に堕ち、ケラ・アリ・蚊(カ)・蝱(アブ)の小虫を殺した者も、懺悔しなければ必ずこの地獄に堕ちると説かれている。また、生前争いが好きだった者や、反乱で死んだ者もここに落ちると言われている。


閻浮提(地上の世界、人間界)の地下、1千由旬にある。縦広斉等にして1万由旬ある。この中の衆人たちは互いに害心を抱き、自らの身に備わった鉄の爪や刀剣などで殺し合うという。そうでない者も獄卒に身体を切り裂かれ、粉砕され、死ぬが、涼風が吹いて、また獄卒の「活きよ、活きよ」の声で等しく元の身体に生き返る、という責め苦が繰り返されるゆえに、等活という。ただし、この「死んでもすぐに肉体が再生して何度でも責め苦が繰り返される」現象は、他の八大地獄や小地獄にも共通することである。


この地獄における衆人の寿命は500歳である。ただし、通常の500歳ではなく、人間界の50年を第一四天王(四大王衆天)の一日一夜とした場合の500年が等活地獄の一日一夜であり、それが500年にわたって続くので、人間界の時間に換算すると1兆6653億1250万年にわたって苦しみを受けることになる*3

 

 質問に質問で返す人って苦手なんだけど、この人のはハッとさせられた。一行なので言わんとしている事の汲み取り方は人それぞれあるだろうけど、死生観について考えるのは悪い事じゃないと思うから、読者のみんなも考えてほしい。

 僕もこういう問いを考えた事あるけど、この質問をしていた頃は輪廻転生に否定的だった。無我を教義としておきながら輪廻転生を説くなんて矛盾していると考えていた。でも、この答えを読んでから中道ってこういう事なんだって思った。仏教徒じゃないけど、仏教からは色んな事を学んだよ。ありがとう。

 長文で色んな事を教えてくれた他のお坊さんも凄いと思うんだけど、短い文で多くを語るのって僕には出来ないね。

 

【追記】

 「輪廻転生について話しても自殺願望は消えない」というブコメを頂いたので、自殺に関する自分なりの考えを書きました。

juliajewelkali.hatenablog.com

 

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*1:

http://hasunoha.jp/questions/1281

*2:

http://hasunoha.jp/questions/1281 和田寺タオサンガ道場 遠藤喨及さん。

*3:

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=八大地獄&oldid=57181784 クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 Unportedライセンスの下で利用可能です

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